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初心者でも始めやすい積立投資「ドルコスト平均法」の効果を検証してみた

初心者でも始めやすい積立投資「ドルコスト平均法」の効果を検証してみた

横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★★☆☆☆

2018年からはじまったつみたてNISAでは、定期的に一定額を買いつける「ドルコスト平均法」での投資に限定されています。耳慣れないドルコスト平均法という投資方法は、どのような投資方法なのでしょうか。

今回は。ドルコスト平均法の仕組みと、期待できる効果を見てみましょう。

ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法とは、株や投資信託など、特定の資産を一定期間ごとに一定額ずつ購入する投資手法です。いわゆる積み立て投資の一種であり、多額の投資資金が不要で投資初心者でもはじめやすく、すぐには売却しない長期投資に向いています。

ドルコスト平均法のメリットとは

ドルコスト平均法は、毎回決まった投資金額の範囲で購入するため、株価が高いときには少なく、株価が安いときには多く買うことができます。

1株あたりの購入価格を計算すると、毎回決まった量を購入した場合よりも安く購入できるので、売却時の利益は大きくなり、株価下落時の損失は小さくすることができるのです。

ドルコスト平均法での投資効果を検証してみる

では、ドルコスト平均法で購入する場合と、毎回決まった量を購入した場合を比較してみましょう。

①毎月、100株ずつ購入(毎回決まった量を購入)

②毎月、5万円ずつ購入(ドルコスト平均法)

上記の条件で、株価が1月500円・2月400円・3月600円・4月450円というように推移したとします。それぞれの場合で購入できた株数と、4か月トータルでの平均購入単価は次の表の通りです。(※購入株数の端数は切り捨て、購入した株数分だけの投資金額で平均購入単価を計算)

1月2月3月4月保有株合計平均購入単価
株価500円400円600円450円
①の購入株数100株100株100株100株400株512.5円
②の購入株数100株125株83株90株398株500.7円

こうして比較してみると、ドルコスト平均法での買い付けは、毎月一定数を購入した場合と比べて、平均購入単価を2%ほど低く抑えられたことがわかります。

ドルコスト平均法の効果は値動きに左右される

値動きが小さい銘柄の場合は、ドルコスト平均法による効果が小さくなります。各月の株価を1月500円・2月450円・3月550円・4月525円というように変えると、結果はこうなります。

1月2月3月4月保有株合計平均購入単価
株価500円450円550円525円
①の購入株数100株100株100株100株400株506.2円
②の購入株数100株111株90株95株396株503.3円

やはりドルコスト平均法のほうが平均購入単価を抑えられていますが、違いは0.5%程度しかありません。ドルコスト平均法は値動きがある程度上下している銘柄の方が向いているのです。

ドルコスト平均法に限る「つみたてNISA」

ドルコスト平均法を活用した買い付けは、株式累積投資(るいとう)や投資信託の買い付けです。特に、2018年からはじまった資産形成を目的とする「つみたてNISA」は、買い付けをドルコスト平均法に限っている点が特徴的です。

ドルコスト平均法は利益を大きくして、損失を小さくできる投資方法ですが、必ずしもプラスになるわけではありません。

値下がりすると損失が発生するのは同じ。商品選びは慎重に

平均購入単価を数%引き下げられても、1990年代の日本の土地バブルや2000年代のアメリカのITバブル、2008年のリーマン・ショックのように、暴落局面ではドルコスト平均法だけで損失を回避することは不可能です。

投資をするときには、投資対象のリスクをしっかりと把握した上で、損失が発生することも考えて投資する必要があることには変わりありません。

まとめ

一度にまとまった投資資金を用意するのが難しい個人投資家にとって、ドルコスト平均法は運用成績の改善が期待できる投資手法であり、積み立て投資ではぜひとも活用したい投資方法です。

ただし、ドルコスト平均法だから投資は必ずうまくいくと考えてはいけません。将来性のある銘柄や金融商品をしっかりと見定めることで、その投資で得られる利益を増やすことができると理解しておきましょう。

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