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損失が見えているのにやめられない?それはコンコルド効果かも…。

損失が見えているのにやめられない?それはコンコルド効果かも…。

横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★★★☆☆

誰もがおちいる危険があるコンコルド効果は、株式投資でも大きな損失を招く原因になることがあるため、適切に対処することが欠かせません。

今回は、コンコルド効果と投資に活かす方法についてお話ししましょう。

コンコルド効果の由来は?

コンコルド効果とは、「埋没費用効果 (サンクコスト効果)」の別名であり、ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっていても、それまでの投資を惜しんで投資がやめられない状態です。超音速旅客機として開発されたコンコルドが典型例であることから、コンコルド効果として知られています。

投資が無駄になる現実を直視できない

コンコルド効果は企業経営や株式投資でも同様のことが起こりえます。「ここまでがんばったんだから」「これだけ投資したんだから」といった心理が働くと、コンコルド効果に陥ってしまうことを理解しておきましょう。

投資家が陥るコンコルド効果の具体例

では、株式投資をしているときに陥りやすいコンコルド効果の例を紹介しましょう。一つ目は投資家なら一度は経験したことがある「塩漬け」です。

この場合、1,000円が900円に減ってしまった事実を直視できず、1,000円で株式を購入した資金が無駄になってほしくないという心理が働いています。「数か月という時間」も投資し続けてきたのに損失が発生するという現実から目を背けてしまっているのです。

シナリオの正当化をせず、下落した理由を考える

含み損が発生したり塩漬けしているときには、「株価が上昇するはずだ」と購入当初のシナリオが外れてしまったことを客観的にとらえて、どうして下落したのかを冷静に考えることです。理由があって株価が下落して、回復する見込みが薄いのであれば、できるだけ早く損切りをして新しい投資先に資金を投じるのが賢明でしょう。

企業が陥るコンコルド効果の例

もう一つの例として、投資先の企業がコンコルド効果に陥っている場合を見てみましょう。ある企業の決算が振るわなかったときに、その理由として「利益が上がらなかったが、現在開発中の新製品が発表できれば、一気に状況は好転する」、不振事業部は「これは創業当時からの事業で、全社を挙げて利益が出る体質に変えていく」というような発表がされたときには、コンコルド効果にありがちなパターンといえるでしょう。

マイナスに見えることが好材料として捉えられることも

企業側がコンコルド効果に陥っているかどうかを見極めることができれば、投資すべき企業かどうかを判断する材料の一つにできます。

期間が長くなればなるほど新製品のコストはかさむため、仮に新製品を発表できたとしても、新製品が生み出す利益も少なくなるはずです。また、不採算事業を切り離すことができなければ、業績の足を引っ張ることにもつながります。理由なく不採算事業を抱え続けているなら、株価が停滞する要因となるかもしれません。

まとめ

自分の投資の中からコンコルド効果を取り去ることができたり、投資先からコンコルド効果に陥っている企業を除外できれば、投資成績を改善できる可能性が高まります。

株価は数字ですが、それを後ろで動かしているのは「ヒト」です。だからこそ、ヒトの心理を知り、それを投資に活かすことも必要なのです。

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