
投資銘柄を物色するときのポイントは?
投資対象となる銘柄を選ぶ基準には、業績や知名度、値動きの大きさなど、さまざまな基準があります。
株式投資の中でも銘柄の物色は非常に重要なポイントであり、銘柄次第で損益がほぼ決まると言っても過言ではありません。今回は、銘柄を物色するときのポイントを詳しく見てみましょう。
この記事のもくじ
銘柄を物色するときのポイント
「銘柄の物色」にはきちんとした定義はありませんが、各種媒体ではおおむね次のような投資を「物色」と呼んでいます。
- 人気が出そうな商品・サービスを扱う業界・企業を探して投資
- 出遅れている業界・企業を探して投資
- 近い将来に資産を売却しそうな企業を探して投資
ここまでを一まとめにして、何らかの材料が出ることによって上昇が期待される銘柄を探し出すことを「物色」とする媒体が多いようです。では、銘柄を物色するときにはどんな点に気を付けると良いのでしょうか。
物色は企業業績を見てすることが重要
当たり前ですが、業績のいい企業素晴らしい商品やサービスを生み出す企業の株価は上昇しやすくなります。各企業がどのような動きをしているかは断片的に報じられるので、銘柄の物色中はニュースに注意しましょう。
これとは別に、経営状況の変化で株価が上がる企業もあります。保有する不動産を売却して「固定資産売却益」を出したり、リストラによる経費削減で、負債を減らすことを発表すると、好感されて株価が上向くのは珍しくありません。
銘柄物色の代表的な方法「循環物色」
銘柄物色の方法はいくつかありますが、もっとも一般的なのが、出遅れている業界に注目する「循環物色」です。循環物色がうまく回ると、株価が上昇しそうな銘柄を見つけやすくなります。
市場が右肩上がりで多くの銘柄が買われる中でも、出遅れて低迷している業界・企業が出てきます。循環物色はこうした出遅れ銘柄に投資するのが特徴です。循環物色には、日々の市場研究が欠かせません。専用ソフトも市販されているので、循環物色に力を入れたいなら利用を考えてみてもいいのではないでしょうか。
循環物色だけではない。利益を狙える銘柄物色
循環物色以外にも、効果が期待できる銘柄物色の方法はいくつかあります。例えば、今後人気が出そうな業界・銘柄に注目するのも有力な手法です。
また、世代の違う家族に人気が出ている商品・サービスを聞いてみる、面白そうな店を見つけるために街を歩いてみるなど、流行の中から探す方法もあります。これから人気が出そうなものや話題性のある商品を知ることも、物色の一つの方法です。
やってはいけない銘柄物色とは
銘柄物色の中には、あまりおすすめできないものもあります。もっともNGなのは、すでに値上がりしきっている銘柄から物色して投資することです。「誰もが知っている」という安心感と、投資対象としての魅力は別物と考えましょう。
すでに知られている商品・サービスを提供する企業の銘柄には、誰もが投資していると考えられるので、株価も現在以上の上昇は見込みにくいだけではなく、利益確定の売却で株価が下落することが予想されます。
話題性だけで物色するリスクは大きい
新しい商品やサービスを生み出して、話題性が十分な企業に投資するのはどうでしょう。こうした物色では、その企業のそれまでの実績や話題になっている商品やアイデアは実現可能なのかがポイントとなります。
また、不動産売却などで一時的に収益が改善した企業も同様です。負担が減ることで一時的に株価上昇が見込めるものの、資産整理の理由によっては、長期保有で値上がりを狙うのは難しい傾向があります。
まとめ
ここまで見てきたように、銘柄の物色にはいくつかの方法があります。自分に合った物色の手段を用意しておくと、スムーズに銘柄を探すことができるはずです。この機会に、ぜひ自分の銘柄選びのスタイルを確立させてみてはいかがでしょうか。
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