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カタリストとは?株価や相場を上昇させる要因を見つけよう

カタリストとは?株価や相場を上昇させる要因を見つけよう

横山研太郎
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株の知識レベル:★★★☆☆

初心者にとって、投資関連の専門用語はなじみのないものが少なくありません。そのひとつが「カタリスト」です。

カタリストとは「相場を動かす材料」という意味ですが、意味がわかればそれでよいというわけではありません。意味を知ったうえで投資に活かすためにも、それ以上のことを知っておきたいものです。そこで、今回は、「カタリスト」について、少し詳しく説明します。

カタリストとは「相場を動かす材料」

「カタリスト」とは、本来、「触媒」という意味の言葉です。過酸化水素水から酸素を発生させるときに使う二酸化マンガンが「触媒」だと、小学校や中学校で学んだはずです。この触媒は、それ自体は何の変化もしませんが、他の物質を変化させるものです。

そして、相場においては、触媒となる何らかの事実が株価を変動させるため、「カタリスト=相場を動かす材料」と言われるのです。相場の変動は上昇と下落の2パターンありますが、一般にカタリストという言葉が使われる場合は「相場を上昇させる材料」のときのほうが多いようです。

割安である株がカタリストによって上昇

カタリストは株価や相場を上昇させる要因であると考えられます。株式ニュースなどで、「○○が△△という材料で上昇した」などと報じられている場合、△△が○○にとってのカタリストになったと言えます。

カタリストで株価が上昇するのは、一時的に株価が下落していて割安となっていた株が上昇する場合だけとは限りません。材料をきっかけに会社の成長が見込めるようになったことで、現状の株価が「結果として割安になった」場合にも上昇することがあります。

では、カタリストにはどのようなものがあるのかを見てみましょう。

カタリストになるものの例① 外的要因

カタリストは、おおまかに「外的要因」と「内的要因」の2種類に分けることができます。まず、外的要因によるカタリストを列挙します。

TOB(株式公開買付)

ある会社を他社が買収しようとする場合、TOBを行います。ただ、一般的にTOBをする場合は、現状の株価よりもプレミアムを付けた高い価格での買い付けが行われます。それによって、TOB価格に近づくように株価が変動します。

政策などによるサポート

法人税の引き下げや自社にとって追い風になるような政策が公表された場合、その対象となる企業の株主にとってはメリットがあります。

カタリストになるものの例② 内的要因

一方、社内で行われたことがカタリストとなって株価が上昇することもあります。

前向きなリストラや事業売却

リストラや事業売却は、一見するとマイナスイメージを持ってしまいがちです。しかし、過剰な従業員を維持することで採算が悪くなっていたり、全社業績の足を引っ張っている事業部門があったりというような場合は、リストラや事業売却によって収益性が改善する可能性もあります。

このように、リストラや事業売却が前向きに受け止められた場合は、その事実がカタリストとなって株価が上昇することもあります。

社内の開発や新商品の発表

新しい技術開発や新商品が、自社を成長させる可能性があると考えられると、株価にも良い影響を与えます。

シナジー効果があるM&Aや業務提携

時々、買収(M&A)や業務提携といったニュースが発表されています。こういったことが自社の業績向上に資するシナジー効果(相乗効果)があると考えられると、株価が上昇します。

カタリストがなければ割安株も割安のまま

カタリストとなるものは、上記のもの以外にもたくさん考えられます。ただ、こういったカタリストがなければ、割安に見える株も割安のままで放置されてしまいます。

割安だと思われる株に投資する「バリュー投資」をしているつもりでもうまくいかない人は、「カタリストがあらわれそうな株」を選ぶことができていないからうまくいかない可能性があります。

カタリストがあらわれそうな株を見つけるには?

とは言うものの、「カタリストがあらわれそうな株」を簡単に見つける方法はありません。そのためには、投資している(しようとしている)企業のことを調べなければなりません。

ホームページやIR資料を参考にして、その企業の強みや弱みを考えてみましょう。その上で、現状の株価が割安になっている理由、つまり、「その企業が抱える課題」をいくつか見つけましょう。その課題が近い将来に解消されそうなのであれば、いずれカタリストが現れて株価が上昇するかもしれません。

また、何らかの材料が現れた場合にも、その材料がその企業にとってプラスかマイナスかを判断することで、「この材料がカタリストなのかどうか」を判断することができるでしょう。

まとめ

カタリストが現れて株価が上昇するか、公表された材料がカタリストになるか、こういったことを判断するためには普段から企業分析をしたり経済情勢を注視したりしていることが重要です。

よくわからないまま材料に飛びつくのではなく、日頃から地道な努力を積み重ねておくことが、カタリストを見極めて利益を出すために必要なことだと言えるでしょう。

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