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働かなくてもお金がもらえる時代が来る?ベーシックインカムとは

働かなくてもお金がもらえる時代が来る?ベーシックインカムとは

徳田陽太
記事の難易度:★★☆☆☆

ベーシックインカムは、日本でも話題になりつつある注目の用語。ヨーロッパを中心に積極的な議論がなされ、試験的に導入を試みる国も出てきました。

国民の生活を向上させる為に、本当に必要な施策と言えるのでしょうか。今回は、ベーシックインカムの基礎知識と、ベーシックインカムを取り巻く環境について確認してみましょう。

ベーシックインカムとは?

ベーシックインカムとは最低所得保証制度の一環で、国民が生活を送る為に必要な、最低限の所得を給付する制度です。

低所得者だけではなく国民全員に無条件で給付を行う点が、生活保護とは異なります。ヨーロッパでは18世紀後半から議論されてきた歴史があり、フィンランドが試験的に導入したことで話題になりました。日本でも新たな社会保障の制度として注目されているのです。

シリコンバレーでもベーシックインカムを支持する流れ。

近年では、フィンランドやオランダ、スイス等の欧州諸国のみならず、シリコンバレーでもベーシックインカムを支持する動きが台頭してきています。背景には、貧困層に対する給付制度の効果の不透明感があります。ベーシックインカムこそが、貧困や社会保証制度の複雑化を解消する術だと考えられているのです。

仮に、富裕層にベーシックインカムを給付しても、税金として国に戻ってきます。ベーシックインカムは、真に給付が必要な人に、ダイレクトにアプローチできる政策なのです。

ベーシックインカムのメリットとは?

国家単位で考えると、社会保障費のスリム化を図れる点で非常に有効です。特に、日本のような大きな政府では、医療・介護・生活保護等、社会保障費の給付金が細分化しています。これらを管理、判断するためにも非常に多額のコストが掛かっているのです。

ベーシックインカムという形で社会保障費を一括管理すれば、社会保障費のスリム化を図ることができます。この点は、国家にとっても大きなメリットとなり得るのです。

個人にとってのメリットは?

ベーシックインカムの導入は、個人にとっても大きなメリットをもたらします。所得が増えることはもちろんのこと、ワークライフバランスの観点からも大きなメリットがあると想定されます。

ベーシックインカムの導入により、働き方の多様性が認められる社会になると想定されます。生活に必要な最低限の給付が受けられるので、養う家族がいたとしても起業したりノマドワーカーになる人が増えてくるかもしれません。

会社勤めによる長時間労働の改善や、必然的にワークライフバランスが改善する点も、個人にとっては大きなメリットになるでしょう。

ベーシックインカムのデメリットは?

ベーシックインカムのデメリットは?

ベーシックインカムは、無条件に所得給付を受けらる社会保障制度ですので、導入することで勤労意欲の低下がもたらされる可能性があります。そもそもの財源も心配される中、国民の勤労意欲が削がれれば、税収確保もできなくなります。

ベーシックインカムの導入が失敗に終わってしまうと、国の財政にダメージを与えてしまう可能性があるでしょう。この点は、ベーシックインカム導入における大きなデメリットでしょう。

生活保護受給者や高齢者からは反発のおそれも。

ベーシックインカムの導入により、国民全体の生活レベルは引き上げられることになります。一方、すでに手厚い社会保障の恩恵を受けている層には、デメリットが多いのです。その代表例が、高齢者と生活保護受給者です。

端的に言うと、給付額の減少が予想されます。実際にベーシックインカム導入の議論がなされれば、これらの層から大きな反発がくることは目に見えています。また、高額所得者でも無条件で給付を受けられる点に、反感を買う人はいるでしょう。

ベーシックインカム導入には、いくつもの高いハードルを越えなければならないのです。

まとめ

ニュースや経済誌でもにわかに注目されつつある話題の用語、ベーシックインカム。欧州諸国に続く形で、日本でも議論がなされるようになりました。しかし、その導入には、高いハードルが存在することも事実です。

国の財政面でのメリットは考えられるものの、既に社会保障の恩恵をフルで享受している人々からは反発が予想されます。一方で、働き方の多様性が求められる現代においては、非常に意味のある制度だとも思われます。今後の展開に要注目です。

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