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注目されつつあるオルタナティブ投資。初心者でもできる方法とは?

注目されつつあるオルタナティブ投資。初心者でもできる方法とは?

横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★★★★☆

オルタナティブ投資は、株式や債券といったものとは異なる資産に投資するものです。個人投資家にとってはなじみの薄いものに投資することになるため、株式投資の初心者にはイメージしにくいかもしれません。

しかし、リスク分散することができる投資方法として注目されつつあるのも事実です。今回は、オルタナティブ投資について簡単に説明してみます。

オルタナティブ投資とはどんなものか?

オルタナティブ(Alternative)とは「別の」「代わりの」といった意味の言葉です。投資の世界では、オルタナティブ投資は「代替投資」と呼ばれることもあります。

つまり、伝統的な資産運用手段である株式や債券とは異なるものに投資することを指します。具体的には、不動産、金・銅などの商品、先物やオプションなどのデリバティブなどが投資対象となります。

国内株に投資する限り回避できないリスクがある

オルタナティブ投資の一番のメリットは、リスクを分散させられることです。もちろん、株式投資でも分散投資は可能です。様々な業種の企業に投資するようにしたり、内需型と外需型の企業を組み合わせたりするなど、いろいろな分散方法があります。

しかし、日経平均株価が低迷するときには、程度の差こそあれ、ほとんどの銘柄が同じように株価が下落する傾向にあります。そんな状況でも株価が堅調に推移する銘柄を探して投資するのは、そう簡単にできることではありません。

つまり、日本の株に投資しているだけでは、「日本経済」というリスクを回避することはできていないのです。オルタナティブ投資では、個別の株とは異なった(相関がない)値動きをするものにも投資することで、ポートフォリオ全体のリスクを低減させることができるのです。

初心者はオルタナティブ投資に手を出すべきではない?

オルタナティブ投資でリスクを低減させる場合には、株価が下がりそうなときに、日経平均先物の売りを入れておいたり、実物資産である金(ゴールド)の先物を購入したりする方法があります。他に、不動産投資をして安定的な賃料収入を確保する方法もあります。

しかし、これらのような先物取引やデリバティブ取引などの金融商品は、株式取引などとは取引方法が大きく異なります。また、大量の資金が必要であったり、少額で始められるとしても大きくレバレッジをかけるハイリスクな取引であったりします。投資の初心者には難しすぎる、手を出すべきではないものがほとんどです。

初心者にもできるオルタナティブ投資はない?

では、投資の初心者はオルタナティブ投資でリスクヘッジをすることができないのかというと、そうではありません。昔と異なり、資金が少なく投資経験が少ない個人投資家であっても、低リスクでオルタナティブ投資ができる環境が整ってきています。

不動産に投資する場合でも、投資単位を細かく分割した不動産投資信託があります。普通の投資信託になっているものや、株式と同じように売買ができるJ-REITがあります。

また、金や銅などの商品先物や日経平均株価などの指数で取引する指数先物の代わりに、投資信託やETF(上場投資信託)を活用することができます。商品に投資する投資信託やETFのほか、日経平均株価が下落した場合に利益が出る仕組みになっているETFもあります。

こういった金融商品であれば、ハイリスクな取引をすることなく、リスクヘッジのためのオルタナティブ投資をすることができます。

プロに任せるオルタナティブ投資もある

オルタナティブ投資をするには、何に投資するか自分で判断しなければなりませんが、それは簡単なことではありません。そこで、どのように分散投資するかをプロに任せることができるのが「バランス型投資信託」です。

バランス型投資信託をひとつ購入しておけば、それでさまざまな資産に分散投資してくれるため、それだけでオルタナティブ投資が実現できるのです。

会社で用意されている確定拠出年金やiDeCo(個人型確定拠出年金)などでも、購入できる投資信託の中にバランス型投資信託が用意されていることもあります。

バランス型投資信託を購入する場合の注意点

しかし、バランス型投資信託には注意しておきたいことがあります。

そのひとつは、一般的に手数料や信託報酬などのコストが高いものが多く、利益が上げにくいことです。ETFを組み合わせて、自分だけのバランス型投資信託を作る方がコストを抑えることもできます。

もうひとつは、バランス型投資信託も万能ではないということです。様々な金融商品に分散投資することでリスクを抑えられるというメリットが強調されがちですが、やはり投資であることには違いありません。

バランス型投資信託のポートフォリオの作り方次第では、損失が発生することももちろんあります。結局は、その投資信託のポートフォリオが優れたものがどうかを自分で判断しなければならないのです。

まとめ

オルタナティブ投資は、分散投資することでリスクを抑えられる投資手法です。簡単なことではありませんが、長期的により堅実な投資を行うためには知っておきたい知識でもあります。

実際に、オルタナティブ投資をすぐに実行するかどうかはさておき、どのように分散投資すればリスクを減らすことができるのかは勉強しておきましょう。

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