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資金が少なくても始められる「るいとう」をネット証券で実現するには

資金が少なくても始められる「るいとう」をネット証券で実現するには

横山研太郎
記事の難易度:★★☆☆☆

るいとうとは、「株式累積投資」の略称です。毎月、ひとつの銘柄を一定額ずつ購入することができる注文方法で、多額の投資資金が必要な銘柄でも、積立方式で購入することができます。

ドルコスト平均法を用いた優れた投資方法ですが、どの証券会社でも使えるわけではありません。今回は、るいとうの仕組みと、るいとうが使えない場合に代用で実現する方法を紹介します。

るいとう(株式累積投資)とは?

るいとうは、毎月1つの銘柄を一定額ずつ積み立てて購入する投資方法です。るいとうでは、複数の投資家からの注文を証券会社がまとめて買い付けてくれるため、少額での購入が可能になります。

通常、月々の買い付け額は1万円から設定することができ、値がさ株のように1単元の価格が高い銘柄にも投資しやすくなります。

るいとうで購入した株の配当金や株主優待はどうなる?

るいとうで購入した株は、証券会社が共同買付けを行っているため、証券会社が株主となります。そのため、配当金や株主優待、議決権などの株主としての権利は証券会社に属します。

しかし、投資資金を出しているのはるいとうを申し込んだ投資家であるため、投資した金額に応じて配当金を受け取ることができます。株主優待については、換金した分が投資家に分配されます。

ただし、分配された配当金などは現金で投資家に渡されるのではなく、その株式を購入するための再投資資金にあてられます。議決権は証券会社が行い、投資家が議決の賛否についての意思表示をすることはできません。

なお、るいとうで積み立てて購入した持分が1単元に達したときには、1単元分の名義が投資家本人に書き換えられ、自身の証券口座に入れられます。その場合は、通常の株主として配当金・株主優待を受け取り、議決権も行使可能です。

るいとうなら時間分散投資を行うことができる

株式投資では、できるだけ安いタイミングで購入したいところですが、「いつ買えば一番安く買えるのか」は誰にもわかりません。そのため、何度かに分けて購入することで平均購入単価を下げる効果が期待できる時間分散投資が必要だと言われています。

るいとうは毎月に分けて投資をしているため、時間分散投資ができている投資方法なのです。

るいとうはドルコスト平均法を活用した購入方法

るいとうは毎月の購入金額が定額になっており、ドルコスト平均法による買い付け方法と同じです。

ドルコスト平均法で購入している場合、毎回の購入金額が同じであるため、株価が高いときの注文では少量の購入になり、株価が低いときには多くの株式を購入することができます。

毎回1単元ずつ購入する場合よりも平均購入単価をさらに下げることができるため、中長期にわたって購入し続けることでリスクを大きく下げることができると言われています。仮に、株価が想定外に下落してしまったとしても、比較的少ない損失に抑えることができるでしょう。

るいとうは、時間の分散投資ができているうえ、リスクを低減するという2重のメリットがあると言えます。

るいとうのデメリットは?

るいとうは、どんな証券会社でも利用できるわけではありません。ネット専業の証券会社では取り扱われておらず、対面型の証券会社でのみ取引が可能です。

オンライントレードができる環境が整えられていても、対面での注文でなければ受け付けてもらうことができません。そのため、手数料が高額になってしまうことがデメリットです

手数料に最低額を定めている証券会社の場合、毎月の積立額が少ないと、手数料負担が非常に大きくなってしまいます。これでは、ドルコスト平均法で平均購入単価を下げられても、購入手数料でその分を打ち消してしまいます。

るいとうで買付をする前に、どれくらいの取引コストがかかるのかを確認しておくようにしましょう。

るいとうをネット証券のサービスで実現する

ネット証券ではるいとうを活用することができませんが、他のサービスで代用することができます。

SBI証券では「S株」、カブドットコム証券では「プチ株」という名称で、単元未満で株式を購入できるサービスを提供しており、少額で株式を購入することができるのです。

るいとうではないため毎月決まった金額分を積み立てて購入することはできませんが、ドルコスト平均法の恩恵を受けられるように、自分で平均購入単価を下げる工夫をすれば良いのです。

毎月、どの程度の金額分を購入するかを決めておき、購入の都度、購入する株数を自分で計算して発注すれば、疑似的なドルコスト平均法を実現することができるというわけです。

まとめ

るいとうはドルコスト平均法を使った、平均購入単価を下げながら投資することができる可能性がある投資方法です。るいとうが利用できないネット証券でも、手間をかければるいとうに近い投資をすることも可能です。

コストをかけてでも手間を省きたいのであればるいとうを利用できますが、その仕組みを理解して、低コストでるいとうに似た投資をネット証券で行うのもひとつの方法。自身の投資スタイルや投資にかけられる時間と相談しながら、どちらの方法がいいかを考えてみましょう。

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