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株式投資にも影響大、「アンカリング効果」に気をつけろ!

株式投資にも影響大、「アンカリング効果」に気をつけろ!

たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★☆☆☆☆

行動経済学で注目されている手法に「アンカリング効果」というものがあります。私たちも知らず知らずのうちに触れることが多い手法です。

マーケティング等で使われることが多いアンカリング効果ですが、株式投資と関係はあるのでしょうか。株式を含めた金融商品への投資とアンカリング効果の関連性について探っていきましょう。

行動を誘引する「アンカリング効果」

アンカリングとは錨(いかり)の英訳「アンカー」を語源としています。人の心に錨のように引っかかり、行動を誘引するというものです。

例えば、同じ商品でも「25%割引」と書かれているものと「398円の商品が298円!」と書かれているものでは、はっきり金額が掛かれているほうを選ぶ人が多いことが明らかになっていて、金額がアンカーとしての役割を発揮していることがうかがえます。

消費行動だけでないアンカリング効果

アンカリング効果は生活のあらゆる面で利用が可能です。例えば、プロスポーツで試合前に必ず決まった曲を聞く選手は少なくありませんが、これは決まった曲をアンカーとすることで、一定のパフォーマンスを引き出す役割を期待するものです。また、自宅よりも図書館やカフェのほうが試験勉強に集中できるのは、ある場所に行くとやる気が出るというアンカーを作っているのです。

このように、アンカリング効果は意識しないところで私たちの生活にも深く根付いているのです。

アンカリング効果と株式投資の関係

株式投資で銘柄を選ぶときに、投資サイトや雑誌を参考にすることは珍しくありません。そのときに、「この銘柄は半年前に比べて何パーセント上昇」「1か月で何円上昇」という記事が目にしたことはありませんか?これらの記事を読んだ後に紹介されていた銘柄を買うことも、アンカリング効果です。

株式投資でも、アンカリング効果は大きな影響があります。ある銘柄の値動きについて金額や割合を出して紹介されると、業績回復や成長期待と書かれるよりも魅力的に映ることは否定できません。

このように具体的な数字を出すアンカリングは投資行動を左右して、実際に株価を左右することもあるので、注目しておいてください。

過去の成績やセールストークは未来の成績を保証しない

アンカリング効果を活用した広告やセールストークは、良い銘柄に出会うきっかけにもなりますが、具体的な成果や数字は一定期間の成績であり、買い付け後の利回りを保証するものではありません。

銘柄選びのときには、広告やセールストークだけではなく、株式市場の状況や企業業績、今後の見通しも含めて検討するようにしましょう。

投資信託でもアンカリング効果が働く

証券会社や銀行の対面販売では、「特定の層に人気」や「今日の申し込み件数」、「人気ランキング○位」とセールストークには枚挙にいとまがありません。これもよく使われるアンカリング効果であり、魅力的なセールストークを聞くと、焦って申し込む人は少なくありません。

一部の人気投資信託は、セールストークから生まれたということも忘れてはならないでしょう。

大まかな部分だけでも内容を把握しておく

あるテーマや市場に関連する銘柄を集める投資信託では、どうしてもイメージ先行の広告やセールスが中心になります。投資信託を買いつけるときには、その投資信託がどの銘柄に投資しているのか、詳しい内容の確認は欠かせません。

投資信託を買いつけるときには、大まかでも組み入れ銘柄や比率、買い付け時点での取引価格くらいは把握しておきたいところです。

まとめ

非常に効果的なマーケティング手法であるアンカリング効果は、さまざまな場面で活用されていますが、受け取る側はイメージや目先の値動きだけにとらわれるリスクがあります。

自分の資産を投資する以上、投資する商品について大まかにでも知っておくことは、リスク管理の点からも欠かせないと言えるでしょう。

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