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損失を減らすのに役立つ「時間分散」と「ドルコスト平均」

損失を減らすのに役立つ「時間分散」と「ドルコスト平均」

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徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★★☆☆

投資にリスクは付き物ですが、現金だけで資産を固めるのも相応にリスクがあり、予想されるインフレに耐えられる資産を築く必要があります。こうした資産形成には、資金や時間を分散する分散投資とドルコスト平均法は役立ちます。

今回は、分散投資とドルコスト平均法のポイントを見てみましょう。

投資タイミングの分散を図る「時間分散」

時間分散とは、投資資金に余裕があるときに一度に全額を買い付けるのではなく、複数回に分けて買い付ける投資手法です。

時間分散はタイミングを分散させることで高値づかみや安値売りを避けて購入金額の平均化が図れるのが魅力です。

時間分散は売買時の失敗を最小化できる投資手法

時間分散は複数回の買い注文を入れることで買いのタイミングを分散するので、長期的に見ると購入単価の平準化が期待できます。

資産形成の手法として時間分散を取り入れることで、長期目線で見たときの高値づかみ・安値売りのリカバリーも期待できるのです。

時間分散にはドルコスト平均法を利用する

時間分散の代表的な手法であるドルコスト平均法は、特定の商品を定時定額で買い続ける手法であり、株式や投資信託の積立投資によく利用される手法です。

定時定額での買い付けは高値圏では無理に買いすぎず、安値圏では思い切って買い向かうことにつながるので、購入単価を平準化して、リスク分散を図ることができます。

リスク管理に向くドルコスト平均法による投資

ドルコスト平均法での買い付けは投資判断をしないので、判断ミスを防ぐ方法としても効果的です。

仮に高値掴みをしても、そのまま買い付けを続けていれば安値圏でも買い付けをするので、購入単価の引き下げが期待できます。投資初心者こそ積極的にドルコスト平均法を利用した投資を考えたいところです。

中長期で腰を据えた投資で資産形成を目指す

誰もが夢見る短期での博奕ですが、短期筋が主役の短期投資では、欲をかかないのが投資を続けるための秘訣です。短期で色気を出すことは、大切な資産をあっという間に失う近道です。

短期筋とはすなわち、投資を生業にするヘッジファンドです。百戦錬磨の猛者たちを相手に投資初心者が勝てる見込みはまずありません。資産形成を念頭に置くなら、中長期で腰を据えた投資を心がけましょう。

中長期で国際優良銘柄を丹念に仕込む

資産形成を目的に投資をはじめるなら、時間分散とドルコスト平均を武器に、中長期目線で米国株を中心とした国際優良銘柄(ブルーチップ)を仕込むのが王道です。

米国を代表する自動車メーカーであるフォードや洗濯洗剤や化粧品で有名なP&G、石油三大メジャーの一角であるエクソンモービルなど、だれもが一度は名前を聞いたことがある企業群はすべて米国企業ですが、どの銘柄も配当利回りは3%程度と、高水準が魅力です。

まとめ

投資においては、利益を上げるだけではなく、損失を限定すると言う観点が大切です。中長期の目線で損失を抑えて利益を狙うには、時間分散とドルコスト平均法は効果的な方法です。

資産形成を目的とした投資では利益をあげることではなく、損失を抑えることを念頭に置いて、中長期での腰を据えた資産形成を目指すようにしましょう。

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