
優良銘柄がズラリ。AppleやGoogleなどの米国ハイテク銘柄の特徴とは?
大きな値上がりが期待できる優良ハイテク銘柄は、主に米国の新興市場ナスダック(NASDAQ)に上場しています。その値動きはアメリカ経済だけではなく世界経済にも影響するので、マーケットの動向を見る上でも非常に重要です。
今回は、アメリカ経済のみならず、世界経済も左右するNASDAQ上場のハイテク銘柄の特徴を見てみましょう。
この記事のもくじ
米国ハイテク銘柄には時代をリードする優良銘柄が並ぶ
NASDAQ上場のハイテク銘柄には、アップル(AAPL)やアマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOG)に代表される、いわゆるGAFAがよく知られています。こうした企業は人工知能(AI)やモノのインターネット化(IoT)にかかわる新分野への参入が目立っています。
これらの銘柄は、世界経済をけん引する米国株を主導するハイテク銘柄といえます。
NASDAQ上場銘柄は世界経済をけん引する
NASDAQに上場しているハイテク銘柄は時価総額も非常に大きく、世界の株式市場にも大きな影響力があります。NASDAQ全上場銘柄で構成されるナスダック総合指数(ナスダック指数)とハイテク銘柄を中心に構成されるNASDAQ 100指数は、世界の主要な株価指数でも、特にハイテク銘柄の占める割合が大きいことが特徴です。
ナスダック指数が下落すると東証のハイテク関連銘柄が連れ安することは珍しくありません。日本のハイテク銘柄を取引するなら、米国のハイテク銘柄の動向も注視しなければならないのです。
日本株もけん引するハイテク銘柄
日本市場に上場しているハイテク銘柄に目を向けると、ソフトバンク(9984)やファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)といった日本株をけん引する優良ハイテク銘柄は少なくありません。身近なところでは、ヤフー(4689)や楽天(4755)などもハイテク銘柄と言えます。
こうした銘柄は時価総額一兆円を超え、重工業や化学産業に代わる日本株の主力銘柄といえます。近年ではプライム市場はもちろん、スタンダードやグロース市場銘柄にもハイテク銘柄が増えてきていることも特徴です。
日経平均もハイテク銘柄に左右される
日本の主要な株価指数である日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)を比較すると、日経平均はハイテク銘柄の値動きに左右されやすいという特徴があります。
日経平均の主要構成銘柄の構成比率を見ると、ソフトバンク(9434)の5%を筆頭にファナック(6954)が約4%、東京エレクトロン(8035)は約3%と続いていて、これらの3銘柄の値動きは、日経平均にも大きな影響を与えるのです。
ハイテク銘柄は値動きが荒い
ハイテク銘柄は主に株価の値上がりを期待する成長株(グロース株)が主流を占めています。
そのため、ハイテク銘柄では短期資金の出入りが激しく、値動きが荒くなりやすいという特徴があります。ハイテク銘柄に投資するときには、値動きに注目することを心がけてください。
ハイテク銘柄も決算期に要注意
ハイテク銘柄も決算動向に大きく左右されることが珍しくありません。米国上場のハイテク銘柄はこの傾向が特に強いので、決算日をまたぐ決算見合いの取引には細心の注意を払う必要があります。
時価総額が80兆円を超えるアップルでも決算発表前後は株価が1割程度上下することが珍しくないため、決算があまり期待できなさそうなら売り抜けることをテクニックとして覚えておきましょう。
まとめ
日本のハイテク銘柄の影響力や存在感は、世界経済をけん引するともいわれる米国のハイテク銘柄には遠く及ばず、企業の成長性も米国のハイテク銘柄に軍配が上がります。
フェイスブックやアマゾンは、時価総額が数十兆円を超えても成長を続けるグロース株の代表格です。決算見合いの取引には注意が必要ですが、株式投資のチャンスは米国市場に多く存在しているのです。
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