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株式取引ができる時間帯とおすすめの取引タイミング

株式取引ができる時間帯とおすすめの取引タイミング

株の教科書.com編集部
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記事の難易度:★☆☆☆☆

株式取引をすることができるのは、株式市場が開いている時間帯に限られます。そのため、「日中に仕事をしているからできない」と誤解する人も少なくありません。しかし、ネット証券を使えば、取引時間外でもほぼ24時間注文ができることはあまり知られていません。

今回は、株式の取引時間と、取引時間外に注文を入れるときの注意点をお教えします。

株式市場の取引時間はいつからいつまで?

株の取引ができる時間は証券取引所によって異なりますが、日本国内にある主要な4証券取引所の取引時間は次のようになっています。

  • 東京証券取引所:前場:午前9:00~11:30・後場:午後12:30~15:00
  • 名古屋・福岡・札幌証券取引所:前場:午前9:00~11:30・後場:午後12:30~15:30

東証が15時まで、それ以外の取引所は15時半までとなっています。株式取引のほとんどは東証経由なので、「前場は9時から11時半、後場は12時半から15時」と覚えておけばよいでしょう。

株式市場の休日はどうなっているの?

取引所が開いている日は、ほぼカレンダー通りです。取引が終日されない休場日は土・日・祝日と年末年始だけで、お盆休みはありません。年末年始の休場も、年末は12月30日まで、年始は1月4日から取引開始となります。

ちなみに、その年の最初の取引は大発会、その年の最後の取引は大納会と呼ばれ、1年株式取引のはじまりとしめくくりとして、その年のキーパーソンを呼ぶなど、華やかな1日となります。

取引時間外でも注文はできる

証券取引所の取引時間を見てみると、日中に仕事をしている人には取引できないと考えがちですが、ホームページや取引アプリで取引できるネット証券なら、システムメンテナンス中などを除いて、ほぼ24時間注文することができます。

ただし、証券取引所の取引時間中に注文したものはリアルタイムで注文処理されますが、取引時間外に注文した分は翌営業日の注文として処理されます。

私設取引システム(PTS)で夜間取引

取引時間外に株式取引できる東証などのいわゆる「伝統的な」取引所とは異なる取引所もあります。それが、私設取引システム(PTS)です。

PTSは取引所を介さずに有価証券を取引する仕組みで、日本ではジャパンネクストPTSとチャイエックスPTSがあり、主要ネット証券はいずれかのPTSに接続することで夜間取引を実現しています。PTSの取引時間は次のようになっています。

  • デイタイム・セッション:8:20~16:00
  • ナイトタイム・セッション:18:00~23:59(※)

※2017年1月中までは19時から取引開始

このように取引時間の拡大が期待できるPTSですが、日本ではほとんど普及していないため、取引相手がめったにいないことや、希望する価格での取引が成立しにくいなどの問題点が指摘されています。

取引時間外なら、いつ注文を入れるべき?

仮に同じ値段で注文をすると、注文時間が早い注文が優先されるので、早く注文した方が有利になりますが、より有利な注文を念頭に置くならば、取引開始直前に注文することをおすすめします。

なぜなら、東証に上場している日本企業であっても、株価は日本国内だけで決まるわけではないからです。株式を見ていると、海外市場、特にニューヨーク証券取引所(NYSE)の取引や株価の影響を強く受けていることがわかります。

そのため、注文前に欧米の株式市場の動向を確認することで、その日の日本株の値動きの方向性が掴みやすくなるのです。

ニューヨーク証券取引所の動向に影響される株式市場

アメリカのニューヨーク証券取引所の取引時間は、現地時間の9時半から16時までです。これを日本時間にすると、23時半から翌日の6時まで(サマータイム期間は、1時間早い22時半から翌日の5時まで)となります。

ダウ平均株価やS&P 500といったアメリカの株価指数を確認した上で、その日の日本株の方向性を大まかに予測して取引できるのです。

まとめ

株の取引は日中がメインですが、ネット環境とオンライン取引の普及により、取引の自由度は大きく向上しています。

株式取引で利益を得るためには新鮮な情報が欠かせません。できるだけ最新の情報に基づいて、賢い取引ができるように工夫しましょう。

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