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信用取引で知っておきたい用語:信用倍率

信用取引で知っておきたい用語:信用倍率

たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★★★★☆

信用取引をするときに、投資銘柄の決定方法にはなどさまざまな決め方があると思います。

しかし、実際に決めるに忘れてはいけないのが「信用倍率」です。信用倍率をチェックすることで、投資判断が断然有利になります。

今回は、信用取引の結果も左右することがある信用倍率がどのようなものか確認しておきましょう。

信用倍率とはどういうものなのか?

売り・買いの残高の均衡を倍率で表す信用倍率

そもそも、信用倍率とは何なのでしょうか。投資家が「今後、この銘柄は値上がりしそうだ・値下がりしそうだ」と判断すると、銘柄ごとに信用買い注文・信用売り注文を入れますが、信用倍率はこの信用売り・信用買いの残高の均衡を倍率で表したものです。

なお、信用倍率の求めかたは次の式に当てはめることで求めることができます。

信用買い株残数÷信用売り株残数=信用倍率

信用倍率はどこでチェックできる?

取引時間中は信用買い株残数も信用売り株残数も変動するので、信用倍率も変動します。信用倍率は各証券会社のホームページやニュースサイトの投資情報コーナー、東京や大阪、名古屋といった各証券取引所のホームページで確認できます

サイトによっては、信用倍率上位・下位ランキングを表示しているところもありますので、投資銘柄決定の参考に利用してもよいでしょう。

信用倍率をどのように投資に生かしていくか?

相場の動向を予想する手がかりになる信用倍率

信用倍率は投資家の心理を表しており、今後の株価動向をも表しています。今後相場が上がるだろうと予想する人は信用買いから入るので、信用買い株残数が多くなります。

例として、信用買い株残数100:信用売り株残数50の場合を見てみます。買いの残数が多いので、株価が上がると考えている人が多い証拠です。この時の信用倍率は、100株÷50株=2倍と、信用倍率が1倍よりも大きくなるので、相場の動向は上昇傾向にあることが予想できます。

信用売り株残数が多い場合はどうなるか

では、反対に信用売り株残数が多いのはどのような時でしょうか?今後、株価が下がりそうだと考える人が信用売りをするので、信用売り株数が増えるということは、それだけ株価が下がると思っている人が多い証拠なのです。

例えば、信用売り株残数100:信用買い株残数50の場合ですが、売りの残数が多いので、株価が下がると考えている人が多いということになります。この時の信用倍率は、50株÷100株=0.5倍と、信用倍率が1倍よりも小さくなるので、株価が下落傾向にあることが読み取れます。

信用倍率のことをもっと詳しく見てみよう

反対売買が影響することもある

では、信用倍率の大小を見て単純にこれからの株価の動向を判断してもよいのでしょうか。

信用取引では6か月以内に決済する「反対売買」をする必要があることを忘れてはいけません。信用買いをしている人は売らなければならず、信用売りをしている人は買い戻す必要があります。信用買い株残数が多いと6か月以内に売られる株数が多くなり、信用売り株残数が多いと6か月以内に買い戻される株数が多いということでもあるのです。

信用倍率の大小は、将来の株数の需給までは予測しないので、表面的に判断することは大きなリスクとなります。

信用倍率と共に確認すべきことも

また、信用倍率を見ると他の投資家がどのような銘柄に信用買い・売り注文を入れているか分かりますが、必ずしないといけない反対売買は期限の6か月以内のどのタイミングになるかは分かりません。

また、株価は信用取引の売買残高だけではなく、企業業績や動向、国の政策、災害の発生などにも影響されるので、信用残高はあくまでも投資判断の1つに過ぎない点には注意が必要です。

おわりに

信用倍率は、信用取引の投資判断にとても重要な指標です。他の投資家がどのような銘柄を好み、どう投資するのかがよく分かります。今後市場がどのように変化していくかを見る参考となります。

さらに、信用倍率は信用取引だけでなく、現物取引の時も利用することができます。業績が良く、株価が上がりそうなのに全く上昇しない時は、信用倍率をチェックすることで、株価が変わらない理由が見えてくるかもしれません。

今後、信用取引、そして現物取引で投資したい銘柄を探す際は、企業業績や市場環境と併せて信用倍率も見るクセを付けておくとよいでしょう。

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