
投資初心者のあなたにおすすめ!株・投資がテーマの映画4選
「経済の血液」とも呼ばれる金融が経済に果たす役割は非常に大きく、その中でも証券会社が果たす役割は、非常に注目を集めます。近年ではヘッジファンドの台頭により、個人で数千億円という役員報酬をもらう経営者も珍しくありません。投資や金融の世界は、フィクションでは描ききれないほどのダイナミズムがある仕事。
今回は、そんな非日常感を味わえるスリルあふれる映画4作品をご紹介します!
この記事のもくじ
投資の中心地「ウォール街」を活写した「ウォールストリート」
世界金融の中心地と言えば、ウォール街(ウォールストリート)であることに異論を唱える人はいないでしょう。そんなウォール街に生きるトレーダーの生きざまを活写したこの作品を見ずして金融映画は語れません。
1987年に公開された金融サスペンス映画「ウォール街」の続編で、2010年公開のマイケル・ダグラス主演映画であり、前作に続くオリバー・ストーン監督作品でもあります。
愛と欲望。どちらを取るかスリリングな駆け引き
この映画では、現代のウォール街を舞台に、リアリティ溢れるマネーゲームが展開されます。シャイア・ラブーフ演じるウォール街で働く若き金融マンの勤め先が突然破綻。背景には、ウォール街の黒幕の仕業がありました。その黒幕に復讐をするため、若き金融マンが、マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーを訪れます。しかし、ゲッコーの娘と若き金融マンが恋仲の関係にあるのです。
一度に恋愛サスペンスと金融サスペンスが楽しめる名作です。また、現代のウォールストリートが舞台なだけあって、金融の本場にトリップしたような気分も味わえます。投資家や金融マンにとって、ウォールストリートはまさに本場の地とも言えます。ぜひ、本場の雰囲気を味わってみてください。
日本製金融映画の名作「ハゲタカ」
邦画における金融映画の名作は「ハゲタカ」と言えるでしょう。一時、ハゲタカファンドなる言葉が世間を賑わせたことを覚えている方もいるでしょう。映画「ハゲタカ」もまさにこの構図。日本の大手企業に外資系のファンドが買収を仕掛けます。
1997年の金融危機では、山一證券の廃業や北海道拓殖銀行の破綻といった「つぶれない」はずの金融機関が相次いで倒産に追い込まれました。これをきっかけに国内企業の破綻が相次ぎ、破綻した企業を安く買い叩いたのが、日本に進出してきた外資系ファンド(ハゲタカファンド)です。
映画とは思えないリアリティが魅力
海外資本に買収されようとしているアカマ自動車を救済するため、ファンドビジネスのカリスマが立ち上がります。中国資本の超巨大ヘッジファンドを相手に、アカマ自動車の救済に四苦八苦。両者の思惑が火花を散らし、劇中もスリリングな駆け引きの連続です。
すがすがしいほど痛快!「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
アメリカンドリームを凌駕する、いわばウォールストリートドリームとでもいうべき、ウォールストリートで働く証券マンの人生に基づくノンフィクションです。
スタッフも非常に豪華で、主人公のジョーダン・ベルフォードにはレオナルド・ディカプリオ。その恋人役にはマーゴット・ロビー。さらに、監督は巨匠、マーティン・スコセッシ。面白くない訳がないですね!(※若干下品な表現も含まれているので、閲覧する際にはご注意を。)
クズ株のセールスマンから、証券会社のCEOへの
22歳で投資銀行の世界に飛び込んだベルフォード。学歴やコネがないものの、並外れた営業力で、クズ株ですら売りまくり、若干26歳で証券会社を設立。年収4,900万ドルの超成功者に上り詰めます。ここまでならただのサクセスストーリーですが、これで終わらないのがこの映画の面白いところ。ドラッグや女性に溺れ、さらには警察を超えてFBIすら動かす権力を手に入れます。これが実在した話というから信じられません。
日本では考えられないウォールストリートの夢物語。ノンフィクションでありながら、フィクションのような金融の世界を感じられる痛快な作品です。
リーマン・ショックを舞台にした「マネー・ショート」
2016年に公開されて、日本でも話題を呼んだのが「マネー・ショート」です。監督は質の高い風刺コメディで知られるアダム・マッケイ。キャストもカメレオン俳優の異名を持つクリスチャン・ベールを筆頭に、ブラッド・ピットやライアン・ゴズリングといった一線の俳優陣が名を連ねます。
ヘッジファンドを運用する凄腕金融トレーダーのマイケルは、住宅ローンを含む金融商品の債務不履行(デフォルト)の危険性を訴えますが、全く相手にされません。そこで債券価格の値下がりにかける「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」取引でウォール街を出し抜く計画を立てます。そして2008年、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れて…。その結末は、誰もが知る通りです。
リーマン・ショックの裏側を知ることができる
100年に一度と言われた金融危機リーマン・ショックの知られざる裏側を描いた名作であり、ノンフィクションでありながらエンターテイメント性が溢れる作品です。
エンドロールで触れられている作中に登場したトレーダーのモデルとなった人物の現在を見ると、金融とはこれほどまでに強欲で罪深く、しかし面白いものかとうならされます。
まとめ
株、投資、金融にまつわる映画は、実在する話をもとにした作品が多いことが特徴です。フィクションで金融の世界を作り上げようとしても、実際にあった話のほうがはるかに面白いことが珍しくないのです。
金融業界は、それほどダイナミズムに溢れる業界なのです。ぜひ、そのダイナミズムの片りんを、映画を通して味わってみて下さい。
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