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権利?責任?株主になるとついてくるのは優待だけではない

権利?責任?株主になるとついてくるのは優待だけではない

たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★★☆☆☆

株主に「権利」「責任」があると聞いても、資産運用で株式投資を利用している人は意識することがほとんどないかもしれませんが、株式を保有することは、その企業の経営に参加するのと同じことなのです。

今回は、株主が持つ権利と負うべき責任について改めて見直してみましょう。

株主の本来の意味とは

普段、株式の話を見聞きする時は「どの銘柄を買ったら儲かる、損をする」という話が多いと思います。

確かにそれも株式の役割の一部ですが、株式を保有して株主になるということは、「その企業の出資者」になることです。出資者は経営に口を出す「権利」を持ち、経営を監視する「責任」がありますが、経営に口を出して監視するとはどういうことなのでしょうか。

経営に参加するのはどんなこと?

株主が企業の経営に一言申し上げたい、という時に利用する場として挙げられるのは株主総会です。株主総会では決算などの経営報告や取締役の選任、議案の決議が実施されます。株主は議決権を持つので賛成票・反対票を投じることが可能です。

また、質疑応答の時間も設けられているので、企業側に対して意見がある時は直接伝えることができます。普段は売買するだけの株式ですが、株主総会に参加することで、株主であり経営にも参加していると意識できるのはないでしょうか。

配当・優待だけでない「株主の権利」

株式を保有する目的として、配当金や株主優待を挙げる人がいます。

これらは株主に与えられた権利であり、株主総会へ参加できるのも同様に株主が持つ権利です。これらの権利は「自益権」と「共益権」と呼びます。

株主の権利を得るためにはどうすればいい?

配当金や株主優待の権利を獲得したい時には、「権利付き最終売買日」までに株式を買い付け、翌営業日の「権利落ち日」までその株式を保有する必要があります。権利落ち日にすぐに株式を売却しても、株主の権利は得ることができます。

権利付最終日」は、各企業が定める「権利確定日」から数えて4営業日前です。なお、権利確定日は企業によって違います。

株主の負うべき責任とはどういうもの?

株主には配当金や議決権という権利がある反面、責任も生じます。ところで、株主は経営に対してどこまで責任を負う必要があるのでしょうか。

一般の株主の責任は「有限」です。例えば、企業側に新たに資金の必要が出てきても株主側には出資義務はありません。また、会社に万が一のことが起こって債務が払えなくなった場合にも株主には支払い義務はありません。

責任は有限でも考えないといけないことも

市場内で株式を売買する一般投資家の責任は有限であり、企業側が大損失を出しても、自分の投資した以上の損はありません。

しかし、考えておかないといけないこともあります。それは、企業が上場廃止した場合のことです。上場廃止になると、期限までに売り抜けられなかったら株券はタダの紙切れとなります。つまり、投資した金額が全く戻ってこない可能性もあるのです。

投資では目先の利益のことを追うだけではなく、企業の将来のことまで考えてするのが、株主の経営参加というものではないでしょうか。

まとめ

株主には権利と責任が伴うことをご紹介しました。一般投資家も株主総会を通じて経営に参加できるのです。また、配当金は企業に余剰金があるからこそ出せるものだということを忘れてはいけません。株式の売買を楽しむならば、株主としての権利と責任についても考えてみてはいかがでしょうか。

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