
小型株の特徴と優良小型株の見つけ方
株式市場には、ニュースで頻繁に取り上げられる大型株だけではなく、注目を集める機会が乏しい小型株も数多く上場しています。注目を集めない小型株ですが、大きな値上がり益が期待できる銘柄も少なくありません。
今回は、小型株の特徴や値上がり期待の大きい銘柄の見つけ方を見てみましょう。
この記事のもくじ
小型株とはどんな特徴を持っているの?
株式投資をしていると、サイズ別に大型株・中型株・小型株という言葉をよく聞きます。それぞれどのような特徴があるのかをまとめました。
2017年7月現在、上場銘柄は東証一部に限っても全部で約2,000社にものぼり、その中で大型株・中型株は500社、この500社以外の一部・二部上場銘柄や東証マザーズ上場銘柄等は小型株とされています。
小型株の特徴
小型株は流動性が低いので運用資金の大きい機関投資家の投資対象にはなりにくく、個人投資家が取引の主体となっています。
また、非常に銘柄数が多く、業績・今後の見通しもやはり銘柄によって違いがあるので、銘柄によって人気・不人気の差が大きいのも特徴の一つです。
期待できる小型株をどうやって探す?
有望な銘柄を探すために、数多い小型株を個別に見ていくのは難しいと思いがちですが、実は効率よく探す手段はあります。
真っ先に思いつくのが、証券会社のサイトを利用することです。時価総額や出来高など、さまざまな条件で銘柄検索ができます。検索して出てきた銘柄をそのまま買うのではなく、一歩踏み込んでチャートや出来高もチェックしましょう。
こんな探し方も!優良小型株はどこで見つける?
投資信託はいくつもの株・債券などを組み合わせて作っている金融商品です。投資信託は「IT関連株」や「インフラ関連株」などテーマに沿った銘柄組み入れと運用が基本となります。中には「小型株」をテーマとしている投資信託もあり、投資信託に組み入れられる小型株は優良株と考えられるのです。
どの小型株に投資していいか分からない場合は、投資信託に組み込まれている銘柄もチェックしてみてください。投資信託にどのような銘柄が組み込まれているかは、各投信会社のサイトや投資信託比較サイトで紹介されています。
小型株投資の注意点
小型株は流動性・時価総額が低いため、機関投資家は投資をしてきませんが、大口の個人投資家の思惑で株価が変動する時があります。値動きがおとなしいからと油断すると、大きな損失をこうむるリスクがあります。
また、流動性リスクも無視できません。小型株は銘柄によっては取引高が少なく、その日のうちに取引が成立しない恐れもあります。保有銘柄を売却するときには、注文成立するまで、そして手元にお金が入るまでにかなりの時間を要するかもしれないことも覚悟しておきましょう。
小型株投資のリスクはこうして防ぐ!
値動きリスク・流動性リスクは、事前の銘柄研究である程度防ぐことができます。一定期間ごとの出来高は必ず確認しましょう。また、値上がり期待が大きいと言っても、値幅の大きさが人気になっているだけという可能性もあります。
値上がり局面では、「どうして株価が上がっているか」を確認するようにしましょう。「業績が上がっているから」「好材料が出たから」上昇しているとしたら、安心して投資できる銘柄だと言えるでしょう。
まとめ
小型株は大型株ほど話題になりにくいため、銘柄選びに非常に迷うことかと思います。しかし、業績に期待ができる優良銘柄も隠れています。値動きの大きさも魅力的です。今回ご紹介した探し方を参考に、あなたも小型株への投資を始めてみませんか?
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