初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

0

会社や家族にバレずに株を運用できる?

会社や家族にバレずに株を運用できる?

株の知識レベル:★☆☆☆☆

副収入を知られたくないといった理由で、株式投資をしていることを会社や家族に知られたくない人もいるでしょう。取引で利益が出た場合、税金が変わることで、株式投資をしていることがバレてしまうケースがよくあります。確実にバレないようにすることはできませんが、バレにくくする方法と、その時に注意すべきことをお伝えします。

確定申告すると、住民税が変わって会社にバレる

株式投資で得た利益を確定申告すると、所得額が変わり、住民税の金額も変わります。会社員などの場合、住民税は通常、給与から差し引かれるため、住民税の金額が会社に通知されたタイミングで株式投資がバレてしまう可能性があります。証券口座を「特定口座(源泉徴収あり)」にしていると、株式投資で利益が出ても確定申告が不要ですが、損益通算をしたければ確定申告するしかありません。損益通算をあきらめるか、損益通算しないで済むように一つの証券口座で運用すれば、確定申告で会社に株式投資がバレるリスクはなくなります。

NISAで非課税の範囲内なら、会社にはバレない

また、NISA口座を活用するのも有効です。NISA口座の取引で生じた利益には税金が発生しないため、範囲内であれば、確定申告する必要はありません。ただし同じ証券会社で運用していたとしても、NISA口座での利益と通常の口座での損失を損益通算することはできません。運用する資産が多い人や、短期売買を繰り返す人にとっては、万全の方法とは言いにくい方法です。

住民税を普通徴収にするのは、バレにくいだけ

会社に副収入がバレないようにするための方法として、「住民税を特別徴収から普通徴収に変える」というものがよく紹介されています。確かにこの方法を使えば、会社には住民税が増えたことは伝わらず、副収入があるという事実はわからないでしょう。しかし、自治体によって異なりますが、「住宅ローン控除が受けられる場合」などのときは、普通徴収を選択しても特別徴収の対象となることがあります。また、会社が副業をしていないかを真剣に調べようとすれば、「住民税の納付方法を特別徴収から普通徴収に変えた人が怪しい」と考える可能性もあります。もちろん、株式投資をしていることがわかるわけではありませんが、疑いの目が向けられる可能性があることは留意しておきましょう。ただ、株式投資にのめりこんで仕事をおろそかにすることは、会社での立場に影響があるので気をつけましょう。

普通徴収にすると、家族に疑問を持たれるかも?

会社にバレないようにするための方法である「住民税の普通徴収」ですが、こちらは家族に疑問を持たれる可能性があります。これまで給与から天引きされていたのに、住民税の納付書が家に届くためです。また、昇給の時期でもないのに、給与の手取り額が増えて銀行口座に振り込まれます。勘のいい家族であれば、「どうして自分で住民税を納付することになったのか?」と疑問を持つかもしれません。少し調べれば、「副業を隠すために住民税を普通徴収にする人がいる」ということはすぐにわかるでしょう。

電子交付でも、口座開設などの重要書類は郵送される

会社や家族にバレずに株を運用できる?

もう1点、注意しておくべきことは、「株式投資を始める前」にあります。最近は、取引の記録や納税に必要な資料などを郵送してもらわずに、電子交付(ペーパーレス)で受け取ることができます。口座を開設してしまえば、証券会社から郵便物が届かなくすることも可能です。ただ、不正な口座開設ではないかを確認する意味もあり、口座開設時に一度は郵便物が送られてきます。通常は「本人限定受取郵便」で送られ、自分以外に受け取ることはできません。しかし、配達時に自分で受け取ることができなければ、「本人限定受取郵便が届いたこと」が伝えられるため、それがきっかけで疑問を持たれる可能性が否定できません。

損失が発生するかもしれないので、家族には伝えよう

上手に手続きをすれば、家族にもバレずに株式投資をすることも可能です。しかし、株式投資は、損失が発生する可能性もあるものです。家族の財産が減ってしまう可能性もあるのですから、これを家族に内緒でするというのはあまりおすすめしません。むしろ、資産運用の重要性を伝え、家族も納得の上で株式投資を始める方がいいのではないでしょうか。家族も了承の上でなら、家族の人数分のNISA口座を活用すれば、人数分の非課税枠を活用して、より有利な資産運用をすることができるでしょう。

まとめ

このように、株式投資を会社や家族にバレずにすることは簡単なことではありません。さまざまな対策を講じても、バレていないと思っているのはあなただけかもしれません。また、家族にバレずに株式投資をしている場合、損失が発生すると、「それを取り戻さなくては」と冷静な判断ができなくなり、さらに損失を膨らませてしまうこともあります。副収入を得ようとしているのに、逆の結果になってしまわないように注意しましょう。

大阪でファイナンシャルプランナーとして活動。
資産運用に関する記事やビジネス関連の記事を多数執筆。
総合評価
(0)
Pocket