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注目の資産運用サービス「ロボアドバイザー」の魅力を徹底解剖!

注目の資産運用サービス「ロボアドバイザー」の魅力を徹底解剖!

株の教科書.com編集部
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記事の難易度:★★★☆☆

投資信託や上場投資信託(ETF)を利用する投資の中でも、特に注目を集めているのが投資助言サービスの一種である「ロボアドバイザー」です。

個人に最適な資産の組み合わせ(ポートフォリオ)を人工知能(AI)が提案するロボアドバイザーですが、その仕組みやサービスの内容は異なります。また、登場したばかりのロボアドバイザーにはこれまでの投資助言サービスにはないデメリットが心配されています。

今回は、注目を集める「ロボアドバイザー」の仕組みや違い、実際に利用するときの注意点など、そのメリット・デメリットを徹底解説します。

新時代の投資助言サービス「ロボアドバイザー」とは

人工知能(AI)が最適な資産の組み合わせ(ポートフォリオ)を提案

ロボアドバイザーは運用会社や証券会社などが提供する、投資助言サービスの一種です。ユーザーは、年齢や性別といった個人情報と、投資経験や運用期間、リスクに対する考え方など、いくつかの質問に対する回答を入力するだけ。回答内容に合わせて人工知能(AI)とアルゴリズムが、ユーザーに最適な資産の組み合わせ(ポートフォリオ)を提案します。

サービスによっては実際の投資までを請け負う「投資一任型」と呼ばれるロボアドバイザーもあります。

人工知能(AI)によって助言の内容は異なる

ロボアドバイザーの要であるAIやアルゴリズムは、証券会社や運用会社による独自開発や金融ベンチャー(フィンテック)と提携・開発がされているため、同じ条件・回答でも、ロボアドバイザーによっては提案されるポートフォリオの内容が違うことが考えられます。

助言型と投資一任型があるロボアドバイザー

ポートフォリオの提案をする「助言型」

国内で提供されているロボアドバイザーには、リスク許容度の診断と最適資産配分の提案といった助言を提供するだけの「助言型」と、実際の運用まで任せる「投資一任型」の二つがあります。

助言型では投資に関する質問に答えることで、「自分の運用スタイルの診断」や「運用スタイルに合わせた投資商品の提案」、「ポートフォリオの提案」などを受けることができます。

実際の運用まで任せる「投資一任型」

実際に発注・リバランスなどの運用まで自動で行うオンライン資産運用サービスを提供するもの(運用型)があります。

運用まで行うサービスを利用する場合には、通常は提供会社との間で投資一任契約を締結する必要があります。投資一任型では、預かり資産(運用資産)に対して何パーセントという形で手数料(投資一任報酬)がかかります。

実際の運用まで任せる投資一任型が人気

助言型ではポートフォリオの提案にとどまりますが、人気を集めている投資一任型のロボアドバイザーには、提案したポートフォリオに沿った運用まで提供しているものもあります。

代表的な投資一任型ロボアドバイザーには、独立系の「WealthNavi(ウェルスナビ)」や「THEO(テオ)」では、楽天証券の提供する「楽ラップ」などがあります。

ロボアドバイザーのメリット

最新のAI(人工知能)による投資助言

ロボアドバイザーのメリットはいくつかありますが、最新のAIやアルゴリズムによる投資助言が受けられるのは大きな魅力の一つ。国内外の金融機関やIT企業がしのぎを削っているAIの進歩は日進月歩。最新の投資理論も反映されているので、より大きなリターンを、より小さいリスクで期待できます。

手軽にサービスを利用できる

ロボアドバイザーのサービス提供はインターネットに特化しているため、手軽に利用できる点も魅力です。また、Q&A方式で回答をすると次のページに進むつくりであることが多いため、ウェブサービスとしては操作性が高いことも見逃せません。

ロボアドバイザーのデメリット

ロボアドバイザーによって提案されるポートフォリオが違う

さまざまな証券会社やフィンテックサービスが提供しているロボアドバイザーですが、同じ回答をしてもロボアドバイザーによって提案されるポートフォリオが大きく異なることがあります。ポートフォリオはリスクとリターンをコントロールする要素の一つであり、ポートフォリオが違うということは、ロボアドバイザーによってリスクとリターンが違うことを意味します。

投資一任型は手数料が高止まりしている

投資一任型のロボアドバイザーに特有の欠点として、ほかの取引サービスと比べると手数料が高止まりしていることは無視できないポイントです。

「WealthNavi(ウェルスナビ)」や「THEO(テオ)」では1%(割引プランあり)、楽天証券の「楽ラップ」では固定報酬型で0.702%、成功報酬型なら固定報酬0.594%に成功報酬として運用益の5.4%が発生します。通常の取引の手数料が数百万円単位での取引でも数百円程度なのに対して、毎月1万円の積み立て投資で1%の手数料が発生するロボアドバイザーでの投資は、手数料面で不利と言ってよいでしょう。

代表的な助言型のロボアドバイザー

投信工房(松井証券)

  • 主要投資商品:投資信託
  • 最低投資金額:1万円
  • おすすめ投資商品提案:◯
  • 運用プラン提案:◯
  • 資産配分提案・運用シミュレーション:◯
  • 運用おまかせ:一部おまかせ

松井証券のロボアドバイザー「投信工房」は、8つの質問に答えるだけで、松井証券が取りあつかうインデックスファンドの中から最適なポートフォリオを提案する助言型サービスです。

提案されるポートフォリオのコストは最大で0.38%(税抜)と、コスト面でも魅力あるポートフォリオが作成できるだけではなく、松井証券が100円からの積立投資にも対応しているので、初期資金が少なくても利用できる魅力があります。

FUND ME(カブドットコム証券)

  • 主要投資先:投資信託
  • 最低投資金額:500円
  • おすすめ投資商品提案:〇
  • 運用プラン提案:〇
  • 資産配分提案・運用シミュレーション:〇
  • 運用おまかせ:-

カブドットコム証券のロボアドバイザー「FUND ME」は、指数に連動する運用を目指すインデックスファンドに限らず、より高いリターンを目指すアクティブファンドも含めたポートフォリオを提案するところに特徴があります。

利用には専用アプリのインストールが必要ですが、幅広いポートフォリオを提案することから、カブドットコム証券で口座開設をしているなら有力な選択肢と言えそうです。

fund eye(SMBC日興証券)

  • 主要投資先:投資信託
  • 最低投資金額:各商品の最低投資金額に準じる
  • おすすめ投資商品提案:〇
  • 運用プラン提案:〇
  • 資産配分提案・運用シミュレーション:〇
  • 運用おまかせ:-

SMBC日興証券のロボアドバイザー「fund eye」は、他社を含めた保有資産の状況を入力することで、資産全体のリバランスできるのが特徴です。また、提案するポートフォリオにはアクティブファンドも含むなど、幅広いポートフォリオを提案する点も魅力の一つです。

代表的な投資一任型のロボアドバイザー

WealthNavi(ウェルスナビ)

  • 主要投資先:海外ETF(米国市場上場)
  • 最低投資金額:10万円
  • 手数料(税別):最大1.0%
  • おすすめ投資商品提案:〇
  • 運用プラン提案:〇
  • 資産配分提案・運用シミュレーション:〇
  • 運用おまかせ:〇
WealthNavi

投資一任型ロボアドバイザーの代表格として有名な「WealthNavi(ウェルスナビ)」は、運用対象を米国市場に上場する上場投資信託(ETF)に絞りこみ、組入比率の調整で最適ポートフォリオを作成しているのが特徴です。

自動積立への対応や税負担を考慮した運用、他サービスと提携したポイント付与など、投資一任型ロボアドバイザーの代表として、先陣を切ってさまざまなサービスを開発・提供しています。

THEO(お金のデザイン)

  • 主要投資先:米国上場ETF
  • 最低投資金額:1万円
  • 手数料(税別):最大1.0%
  • おすすめ投資商品提案:〇
  • 運用プラン提案:〇
  • 資産配分提案・運用シミュレーション:〇
  • 運用おまかせ:〇

ウェルスナビと並ぶ投資一任型ロボアドバイザー「THEO」は、ウェルスナビを大きく上回る40本のETFを投資対象とすることで、世界86の国と地域の株式市場に上場する1万1千を超える銘柄を投資対象としています。

最低投資金額は1万円からとウェルスナビよりもはじめやすいものの、金融機関と提携したサービスの提供やポイント付与など、ウェルスナビと似たサービス内容を提供しているため、差別化が期待されるところです。

楽ラップ(楽天証券)

  • 主要投資先:投資信託
  • 最低投資金額:10万円
  • 手数料(税別):最大0.916%(固定報酬型・ファンド費用含む)・固定報酬最大0.816%+運用益の5.4%(成功報酬型)
  • おすすめ投資商品提案:〇
  • 運用プラン提案:〇
  • 資産配分提案・運用シミュレーション:〇
  • 運用おまかせ:〇

楽天証券の投資一任型ロボアドバイザー「楽ラップ」は、国内証券会社が運用する投資信託を投資対象としています。資産クラスごとに最安水準の投資信託を投資対象とすることで、海外ETFに勝るとも劣らないパフォーマンスを実現しています。また、手数料が固定報酬型・成功報酬型に分けられるのも特徴です。

おわりに

日本でもさまざまな投資サービスが登場していますが、ロボアドバイザーは手軽にはじめられる投資サービスの一つとして人気を集めています。

しかし、投資である以上リスクを無視した運用はできません。ここ10年程度に限っても、2008年のリーマンショックや2010年の欧州ソブリン危機、2012年末から続くアベノミクスや2016年末からのトランプラリーなど、株式市場の値動きは大きくなる一方です。

ロボアドバイザーといってもリスクを完全に回避できるものではないことを踏まえて、資金に余裕をもって投資することが欠かせません。

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