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つみたてNISAのおすすめ銘柄とは?少額かつ中長期での投資先選び

つみたてNISAのおすすめ銘柄とは?少額かつ中長期での投資先選び

徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★☆☆☆

売却益と配当にかかる税金を非課税にする仕組みとして2014年に導入された少額投資非課税制度(NISA)から派生した「つみたてNISA」は、長期投資に向いているのはもちろん、一般NISAと比べると非課税枠が大きいため、投資初心者には見逃せないサービスとなっています。

そのメリットを最大限受けるためには、積立投資に向く商品を買い付けることが欠かせません。今回は、つみたてNISAのポイントと積立投資に向いている投資信託がどのようなものかを見てみましょう。

投資初心者向けに導入された「つみたてNISA」

一般NISAと比べると、つみたてNISAはよりドルコスト平均法による投資効果が期待できるように見直されています。一般NISAの非課税枠が年間120万円・最長5年間の最大600万円に対して、つみたてNISAの非課税枠は年間40万円・20年間の最大800万円と、より大きな非課税枠が設定されています。

また、つみたてNISA対象商品は適格商品が設定されていて、投資方法も毎月定額の積立投資に限られていることから、一般NISAよりもさらに投資初心者向けに最適化された制度と言えます。

資産形成に有用なつみたてNISA

一般NISAとつみたてNISAを比較してもわかる通り、個別株投資や一括投資なら一般NISA、積立投資による資産形成を考えるならつみたてNISAが向いています。

NISA口座は一人一口座のみの開設に限られ、一般NISA口座かつみたてNISA口座のどちらかしか選べないので、どのような投資をするかを考えた上で開設する口座を決める必要があります。

つみたてNISAの対象商品は認定商品に限られる

一般NISAは個別株式や上場投資信託(ETF)も投資対象となりますが、つみたてNISAの対象商品は投資信託に限られています。

また、インデックスファンドでも株価指数(インデックス)への連動を目指すインデックスファンドがつみたてNISAの対象商品として金融庁からつみたてNISA適格商品として投資対象となっています。

つみたてNISAでは海外資産に積極投資

つみたてNISAでは、成長期待の大きい資産に投資するのがポイントです。その点からみると、米国株インデックスファンドはおすすめ銘柄の筆頭と言えるでしょう。米国市場の魅力は、今もなお力強い成長を続けていること。ダウ平均やNASDAQ、S&P 500といった主要インデックスは今後も上昇期待が大きいのです。これは、過去の米国主要インデックスの推移を見ても明らか。

2018年2月5日には、FRB議長にジャネット・イエレン氏にかわってジェローム・パウエル氏が宣誓就任。米国市場は議長交代に伴う先行き不透明感が強まり、利上げペースの加速観測で調整局面入りしています。一方で、米国の基礎的経済条件(ファンダメンタルズ)は安定的であり、主要株価指数も史上最高値を更新し続けています。

新興国株式インデックスファンドもおすすめ

米国株インデックスファンドだけ以外に目を向けると、新興国株式インデックスファンドもおすすめ銘柄です。長期投資でリターンを狙うためには成長性がポイントとなります。そのためにも新興国株式インデックスファンドへの投資は欠かせないといえるでしょう。

新興国株式ファンドは信託報酬が高いと思われがちですが、インデックスファンドなら比較的低コストでの投資を実現できます。短期投資では高リスクになりやすい新興国株式への投資も、つみたて投資なら値下がりリスクをドルコスト平均法でカバーすることができます。

商品選びだけでなく証券会社選びも重要

つみたてNISAでの投資では、投資対象となる商品だけではなく証券会社の選定も非常に重要です。基本的につみたてNISA対象商品は口座開設をすれば取引できますが、証券各社によっては一部商品の取り扱いがないこともあります。

口座開設のときには、投資対象商品が多い証券会社を選択することをおすすめします。

まとめ

ドルコスト平均法は下値リスクを軽減してくれることから、つみたてNISAでは多少のリスクをとっても今後の成長が期待できる国に投資するファンドを選ぶことをおすすめします。中長期的な視野を持ち、今後の成長が期待できる銘柄に投資しましょう。

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