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個人型確定拠出年金(iDeCo)のおすすめ商品は?運用商品の特徴と選び方

個人型確定拠出年金(iDeCo)のおすすめ商品は?運用商品の特徴と選び方

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たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★★☆☆☆

2017年1月からは20歳以上60歳未満の人は原則誰でも加入可能になったことでより魅力的になった個人型確定拠出年金(iDeCo)は、自分で運用商品を選べるのが大きな利点ですが、選択が難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。

今回は、iDeCoのおすすめ商品をご紹介します。特徴を理解して自分に合った商品を探しましょう。

iDeCoの商品にはどんな特徴があるの?

iDeCoの商品は大まかに「元本変動型」と「元本確保型」に分けられ、元本確保型には預金や保険、元本変動型は国内外の株式、国内外の債券を投資対象とする投資信託や、不動産が投資対象の不動産投資信託(REIT)などが含まれます。

iDeCoはこれらの商品に投資することで利益を狙います。単独や複数の商品を組み合わせての運用もできますが、組み合わせや市場の状況によっては予想以上に利益が出ることや、元本割れをすることもあります。

iDeCoの投資商品は変更できる

投資商品を決めてしばらく運用していると、「思いのほか利益が出ない」「元本割れがありそう」という理由で商品変更をしたい場合があります。iDeCoの商品の方法には変更には、配分変更とスイッチングの2通りあります。

配分変更とスイッチングの違いを知ろう

毎月の拠出金が1万円であれば、商品Aに5,000円、商品Bに5,000円に分けて投資しているのを商品Aに6,000円、商品Bに4,000円というように投資割合を変更できます。配分変更は手数料なしで可能です。

これに対して「スイッチング」は、現在の商品を解約して新しい商品を購入する手続きです。保有商品はその時点の価格で売却するので、売却時点で損失が確定する可能性もあることを認識しておいてください。また、一部商品では売却時に「信託財産留保額」という手数料を取られることがあります。より良い商品に乗り換えたつもりが、思わぬ手数料でマイナスになることもあるので、スイッチングは慎重に判断しましょう。

元本確保型でおすすめの商品は?

金利の面からおすすめの商品は、あおぞら銀行運用の「あおぞらDC定期(1年)」です。2018年4月時点の金利が0.02%です。他の元本確保型商品の金利が0.01%台の中、比較的高くなっています。この金利は1年後の満期日まで有効です。この商品はSBI証券や大和証券で取り扱っています。同水準の金利を提供している元本確保型セブン銀行運用の「セブン銀行確定拠出年金専用定期預金(5年)」も金利0.02%です。野村證券で取り扱っています。

みずほ銀行運用の「みずほDC定期預金(1年)」は2018年4月現在で金利は0.01%の商品です。楽天証券松井証券マネックス証券・みずほ銀行など多くの金融機関で取り扱われています。いくつもの金融機関が取り扱っているため、信頼度が高い商品といえるでしょう。

iDeCo「元本確保型」のメリット・デメリット

元本確保型はお金を預けていても損をすることがないため、安定を求める人には最適の商品ですが、銀行の定期預金は満期解約と預け替えも簡単にできるのに対して、iDeCoは金融機関の移動に手間と時間がかかるため、機動的に投資ができないというデメリットがあります。

元本確保型に投資するのならば、ある程度金利の面には目をつむって運用を続けるか、その時々で拠出金の配分変更・商品変更を検討することをおすすめします。

元本変動型ならばこの商品を選ぼう!

元本変動型商品は元本確保型に比べると種類も豊富です。また、リスクが非常に低い商品から高いものまであります。各自のニーズによって選ぶものが全く違ってくるでしょう。その中でもなるべくコストを抑えたい人におすすめなのが購入時手数料が無料、そして信託報酬も低く抑えているインデックスファンドです。日経平均や東証株価指数(TOPIX)に連動する国内株式をはじめ先進国や新興国の株価指数に連動する商品が販売されています。

インデックスファンドは指数に連動した運用成績となるため、より高い利回りを求めるならアクティブファンドも選択肢に入ります。国内外の株式に投資し、積極的にインデックスを上回る利益を狙うアクティブファンドは、積極運用をするため高コストになりがちですが、リスクがあってもリターンを得たいという人にはピッタリです。

元本変動型商品のここに注意!

元本変動型は市場環境次第で大きな損を抱えることもありますが、相場環境によっては思わぬ利益をもたらしてくれる可能性もあります。

自分がどのくらいのリスクを覚悟できるかを投資の前に考えておいてください。また長い間、毎月拠出金を出していきます。時々、自分のリスク許容度が変わっていないかを確認しておくようにしてください。

まとめ

一口にiDeCoといっても、人によって毎月の拠出額やリスクの許容度は違うため、投資する商品は慎重に選ぶ必要があります。また、それでも迷うという時は各金融機関やファイナンシャルプランナーへ相談してみるのもいいのではないでしょうか。

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