
サラリーマンにオススメ?スイングトレードのメリット・デメリット
株式取引には取引戦略や保有銘柄に合わせて、デイトレードからポジショントレードまで、さまざまな取引方法があります。その中でも、数カ月程度の保有期間を目安とするのが「スイングトレード」です。
比較的余裕を持って取引できるスイングトレードですが、実際に取引するときにはどのような注意が必要なのでしょうか。今回は、スイングトレードの魅力とメリット・デメリットを見てみましょう。
この記事のもくじ
誰でもはじめやすいスイングトレード
単日で売買を完結させるデイトレードは、日中に仕事があるサラリーマンには適さない取引方法です。業務の始業時間は、マーケットにとっても重要な時間。寄り付きから取引に参加できないのは、デイトレーダーにとっては致命的。
日をまたいで取引するスイングトレードは、日中忙しい中でも取引をするなら有効な取引方法と言えるでしょう。
投資初心者にも向いているトレードスタイル
本格的にデイトレードをはじめるとなると、投資に割く時間が増えるのはもちろん、経済面でも無視できない負担を強いられます。例えば、時価総額の大きい銘柄は、1パーセント程度の値動きでも大きな値動きとなるだけではなく、取引をするだけでもまとまった資金が必要です。
投資資金を抑えてある程度まとまった利益を狙うなら、スイングトレードが最適と言えるのです。
テクニカル分析と親和性が高いスイングトレード
スイングトレードはチャート形状から今後の先行きを予想するテクニカル分析との相性が良いのが特徴です。
短期トレードはテクニカル分析を重視する傾向にあるため、比較的短期間の取引であるスイングトレードとテクニカル分析は、親和性が高いのは当然と言えるのです。
テクニカル分析をメインにできるのは大きなメリット
需給や個別企業の決算動向、マーケットの環境といった、基礎的経済条件(ファンダメンタルズ)に基づくファンダメンタルズ分析は、投資初心者にとって使いやすい分析手法とは言えません。
そのような点からも、テクニカル分析がメインとなるスイングトレードは、魅力的な取引方法と言えるのです。
必要なときにロスカットできるかどうかが重要
単日でトレードを完結させるデイトレードに対して、スイングトレードでは数日から数か月程度に渡ってポジションを保持することもあります。
スイングトレードのデメリットとして、外部の悪材料に左右されるケースが挙げられます。すなわち、損切り(ロスカット)の判断が非常に重要になるのです。
悪材料が出たら早め早めのロスカット
企業の業績下方修正や原油価格の推移、海外市場の動向などの外部要因による影響は、保有期間が長くなるほど大きくなる傾向にあります。外部要因に敏感な銘柄を長期間持ちこすのはリスクばかりを高めるのでNG。
ロスカットのタイミングを間違えると塩漬けになりやすいので、悪材料が出たら早めに手じまいをすることが鉄則です。常にリスク管理を考えながら投資をすることが重要です。
まとめ
投資においては、自身のルールやスタイルを貫くことが非常に重要です。ルールを守った取引をすれば損失の限定が期待できますが、ルールを破ると大きな損失の原因となります。
自分で設定したルールに忠実に取引することで、投資の精度も向上します。上値は欲張らず、下値は潔く。ルールを守って投資することが重要です。
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