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株式初心者は任天堂に手を出してはいけない理由

株式初心者は任天堂に手を出してはいけない理由

株の知識レベル:★★★☆☆

ポケモンGoでの大相場が記憶に新しい任天堂(7974)。連日で売買代金と出来高の上位銘柄に食い込み、日本市場をリードしてきました。一昔前は株価が低迷していたことを考えると、ありえない値動きです。マーケットの資金がARやVR関連に集中していたことも任天堂が買われた理由のひとつでしょう。また、ポケモンの海外人気も株価上昇に寄与しました。一方で、大幅上昇からの反動で、多額の損失をこうむった投資家がいることも事実です。ここからは、投資初心者が任天堂に代表されるゲーム関連銘柄に手を出すべきではない理由を見ていきます。

期待先行の値動き。タイムリーな投資判断が必要

任天堂を始めとするゲーム関連銘柄はハイテク株の一種であり、値動きが荒いことが特徴です。ゲーム関連銘柄は期待先行で買われる傾向が強く、株価上昇に実体を伴わないことも珍しくないたmw、株価が急落する可能性も非常に高いと言えます。つまり、ゲーム関連銘柄への投資はタイムリーで適切な投資判断が必要になると言うことです。また、ゲーム関連銘柄は、値動きのインパクトが非常に大きく、一時的にまとまった資金が集中します。投資初心者は、この過熱感に気付かずに、高値づかみするケースが多いのです。このように、ゲーム関連銘柄には値動きに独特のクセがあり、投資初心者はゲーム関連銘柄の購入は避ける方が良いと言えるでしょう。

経営陣も行き過ぎた株価上昇に注意喚起

任天堂が記録したポケモンGoでの大相場も、実体以上に買われ、期待先行で株が買われる展開になりました。任天堂のケースでは、株価の急騰を懸念した経営陣が、投資家へ期待先行の売買を控えるようアナウンスしたほどです。決算前のアナウンスでしたが、決算後の急落可能性を警戒しての措置だったと言えるでしょう。

特定のコンテンツやハードに頼る株価変動

ゲーム関連銘柄の株価変動は、特定のコンテンツやハードへの期待感によりもたらされます。それは、任天堂株にも同様のことが言えます。ここもとの株価上昇の理由をみると、ポケモンGoによる人気コンテンツの効果、あるいは、任天堂スイッチによる特定のハードに頼る効果が大きいと言えます。一時的なブームや材料に株価が左右されるため、取引時間中の株価チェックもぬかりなく行わなくてはなりません。投資家の多くは兼業です。日中仕事をしている間は、株価のチェックがおろそかになってしまいます。取引時間中のトレードを行えないことも、投資初心者がうっかりゲーム関連銘柄に手を出さない方が良い理由の一つです。

ジンガの例では、サーキットブレーカーや空売り規制が発動

米国でソーシャルゲーム事業を展開するジンガ(ZNGA)の例を見て行きましょう。フェイスブック上で展開するジンガのゲームは、フェイスブックのユーザーの伸びと共に右肩上がり。その後、フェイスブックはスマホシフトを行いました。現在では、ユーザーのほとんどがスマホでフェイスブックを見るでしょう。一方で、ジンガはスマホシフトで出遅れ。これが起因し、株価は大幅安になりました。ジンガは、ソーシャルゲーム事業が株価をリードしていたため、スマホシフト失敗によるユーザーの減少は同社に大ダメージとなり、サーキットブレーカーの発動や空売り規制の措置がとられるほど株価が下落しました。ジンガの失敗はゲーム関連銘柄のリスクが表面化した例と言えるでしょう。

ゲーム関連銘柄で勝ち切るのは至難の業

ゲーム関連銘柄で勝ち切るのは至難の業

投資初心者がゲーム関連銘柄で勝ち切るのは、至難の業と言えるでしょう。また、損失なくトレードできる可能性も非常に少ないと言えるでしょう。それだけ値動きも荒く、相場を読む洞察力が求められると言うことです。短期での利益獲得期待から、ゲーム関連銘柄を買いたくなる心情は理解できますが、ゲーム関連銘柄への投資にはそれなりのリスクが伴うと言うことです。

材料であふれているときほど自制心を持ったトレードを

ゲーム関連銘柄は個別の材料に顕著に反応します。新作ソフトのダウンロード数が伸びているから、あるいは、流行のソーシャルゲーム関連だから。材料はさまざまあるでしょう。個人投資家はこのようなときこそ自制心を持ったトレードが必要です。ゲーム関連銘柄の個別材料に目をつけているのはプロ集団も同様です。このような材料出現時には、短期筋もマーケットに参入してきます。資金力に物を言わせ、短期の利サヤ獲得を狙いますから、個人投資家がその餌食になる可能性が高いのです。ゲーム関連銘柄は、材料が出たときこそ短期トレードを我慢する。これがセオリーです。

まとめ

ゲーム関連銘柄が持つ特徴、あるいは、これらの取引で求められる知識と判断力。また、材料が出たときのマーケットの状況。これらを総合的に勘案しても、投資初心者や投資の素人が、安易にゲーム関連銘柄を保有することは、避けた方が無難と言えるのです。

札幌で働く元証券マンのファイナンシャルプランナー。専門分野は株や投資信託を用いた中長期での資産形成。
趣味はスポーツ全般で小、中、高と野球部に所属。また、米国への留学経験があり、海外スタートアップ事情にも精通。
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