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はじめての投資には上場投資信託(ETF)。初心者が選ぶべき銘柄は?

はじめての投資には上場投資信託(ETF)。初心者が選ぶべき銘柄は?

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横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★★☆☆☆

株式投資と聞くとまず個別株投資を連想しますが、リスクを抑えて投資を考えているなら、上場投資信託(ETF)は魅力的な選択肢になります。

なぜ、ETFが魅力的な選択肢となるのでしょうか。今回は、投資初心者にこそETFへの投資をおすすめする理由を見てみましょう。

銘柄選びの手間を省けるETF

株式投資の最初のハードルが、「銘柄選び」です。東証プライム上場銘柄に限っても2,000社を超え、この中から将来有望な企業を探しだすことは簡単なことではありません。

その点、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)といった特定の株価指数(インデックス)に連動する投資信託が上場したETFは、間接的にさまざまな銘柄を保有することにつながるので、銘柄選びのプロセスを省くことができるのです。

手軽で低コストな分散投資を実現できるETF

世界に目を向けると、年金基金や保険会社、ヘッジファンドなどの機関投資家が大きな力を持ち、少しでもリターンを得るため、最先端の金融工学を取り込んだ投資理論に基づく運用を進めています。

個人投資家が機関投資家に対抗するためには、時間と資産を分散する分散投資が有力な手段と言われています。ETFは個人投資家でも手軽に分散投資を実現できる投資商品として、注目を集めています。

ETF選びのポイント

資産運用の一環として株式投資をするなら、リターンよりもリスクを重視した堅実な取引が重要であり、投資初心者にこそETFがおすすめできます。しかし、東京証券取引所(東証)に上場するETFは本数こそ数百本を数えますが、大部分は純資産残高や取引量が小さく、投資対象としては不適切なものがほとんど。

そんな東証ETFでも投資に適したETFが、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの主要な株価指数に連動するETFです。これらのETFは日本銀行(日銀)の資産買い入れの対象となっているため、値下がり局面での買い支えも期待できる点で有利と言えます。

取引の中心は主要指数に連動するETF

東証ETFでも取引量の大きいETFを見ると、日経平均は野村アセットマネジメントの「日経225連動型上場投資信託(1321)」、東証株価指数(TOPIX)は日興アセットマネジメントの「上場インデックスファンドTOPIX(1308)」があげられます。

このほかにも日経平均・TOPIX連動ETFはありますが、この2本からはじめることで、個別株への投資と比べてリスクを抑えた投資が期待できます。

ETF投資で投資スキルを磨く

株式投資で利益を得るには、値上がり・値下がりを予測してタイミングを見た利益確定が必要になります。タイミングを計るには情報を入手するだけではなく、その情報をどう活用するかも重要です。

個別株と比べて値動きがマイルドなETFは、短時間で大きな損失をこうむる可能性が小さいため、情報の入手や活用に時間をかけられます。ETF投資からはじめることで、投資に関する情報判断のスキルを磨く一助となります。

日経平均ETFの値動きから企業動向で予測する

ETFへの投資で投資スキルを磨く練習には、国内外の政治・経済と日経平均株価に与える影響が大きい企業の動向(日経平均寄与度)から、日経平均に連動するETFの価格が上がるか下がるかを考えてみるのがおすすめです。

多くの個別銘柄は、日経平均株価やTOPIXといった株価指数の影響を多少なりとも受けます。そのため、日経平均やTOPIXの方向性を見ることで、個別銘柄の値動きを予想することにもつながります。

まとめ

投資初心者が株式投資の魅力と危険を理解するためには、実際に投資をしてみるのが早道であり、個別株に比べると値動きがマイルドなETFは投資初心者に最適な投資商品の一つと言えます。

広い視野で投資をする能力を養うためにも、まずはETF投資を考えてみることをおすすめします。

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