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PTS取引のコツとは?忙しいサラリーマンに最適な投資テクニック

PTS取引のコツとは?忙しいサラリーマンに最適な投資テクニック

徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★★☆☆

個人投資家の主戦場である東京証券取引所(東証)の取引時間は、平日9時から15時までであり、サラリーマンがリアルタイムで値動きを確認しながら頻繁な取引をすることは本業をおろそかにすることにつながります。しかし、

一部の証券会社が接続している私設取引システム(PTS)取引を利用すれば、帰宅後も値動きを確認しながらリアルタイムの取引ができます。今回は、PTS取引のメリットとデメリット、取引するときのポイントを見てみましょう。

PTS取引を利用することで夜間でも取引が可能に

PTS取引とは、証券会社の私設取引所でほぼ24時間取引を可能としたシステムです。その最大の特徴は、早朝・夜間問わずリアルタイムで株価の値動きが確認できることです。

取引参加者が少ない夜間取引は値動きが荒くなる傾向がありますが、値動きを確認しながら投資したい方には最適の投資手法です。

サラリーマンならナイトセッションで取引できる

PTS取引は8時20分から16時までのデイタイムセッションと17時から23時59分までのナイトタイムセッションに分かれていて、この時間内であればいつでも取引可能です。

このように取引時間が比較的自由にとれるPTS取引ですが、対応している証券会社は一部のネット証券に限られています。安定したPTS取引を利用したいなら、SBI証券での口座開設がおすすめです。

PTS取引では海外市場の動向を意識した取引が重要

日本の株式市場は、海外市場の動向に左右される傾向があり、特に米国市場との相関関係は強く、米国株の下落につられて日本株が下落することは珍しくありません。PTS取引では、海外市場の動向を意識することが重要になるのです。

海外の重要統計発表後にタイムリーに取引できるのは、PTS取引の大きなメリットと言えます。重要統計の発表前後は非常に値動きが出やすいタイミングなので、このタイミングを狙ってタイムラグなく取引することで、損失を抑えて利益を狙うことが期待できます。

決算前後の取引もPTS取引なら有利になる

株式取引では、指標発表だけではなく決算発表の前後も利益獲得の非常に大きなチャンスになります。特に取引が活発な米国市場では時価総額が数10兆円を超える大企業でも、10%前後の大幅な値動きがあります。

国内市場でも決算前後の取引は非常に大きなチャンスです。国内大手企業は大引け後である15時以降に決算発表をすることも珍しくないので、PTS取引を使えば、決算発表後に翌日まで待たずに取引をすることができます。

取引参加者が少なく、値動きが荒いのがデメリット

PTS取引を取り扱う証券会社が少ない理由の一つとして、PTS取引の利用者が少ないことがあげられます。利用者の少なさは流動性の乏しさに直結するので、取引が成立しないリスクが無視できません。

流動性が乏しいと思わぬ値段で約定したり、そもそも売買が不成立になるリスクが生じます。PTS取引では、注文が約定するまでの仕組みを正しく理解してから使うことが欠かせません。

暴落銘柄に限って取引するのも効果的

流動性の乏しさからPTS取引での株価は思いもよらぬ値動きをすることが珍しくありません。決算前後に個別材料がでたときは、株価が顕著に反応しやすく、暴騰・暴落することも珍しくありません。

PTS取引におけるテクニックは、暴落銘柄を狙うことです。個別で悪材料が出たときには、立会時間外のほうが大きく値下がりしやすく、暴落銘柄に絞った取引も有効なテクニックとなります。

まとめ

場中取引と比べると独特なPTS取引ですが、ポイントを抑えることで、利益獲得の機会を拡大することができます。重要イベントの前後にPTS取引を有効活用することで、取引チャンスも拡大します。

ただし、取引参加者の少なさや流動性の低さなど、初心者にはリスクの高い取引手法でもあります。基本の取引はあくまで立会時間中にすることを心がけましょう。

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