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どこに気をつける?テーマ株を物色するときのポイント

今さら聞けないテーマ株を物色するときのポイント

株の知識レベル:★★★★☆

テーマ株とは、その時に話題になっている銘柄のことです。日々の値上がり率ランキングなどで上位に登場して目を引くため、こういった銘柄を見つけることができれば大きな利益が得られるように思われがちです。

大きなリターンを得るチャンスがあるということは、裏を返せばリスクも高いということです。テーマ株に投資するときには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

テーマ株が大きく値を上げる理由とは

テーマ株は、ある日突然、大幅に値上がりして注目を集めます。何らかのニュースがきっかけとなって買いが集まる場合もあれば、仕手筋などが意図的に株価を釣り上げることで注目させる場合などもあります。

ここで特に注意しておきたいのが、ニュースがきっかけで株価が上がった銘柄であっても「根拠のある値上がりではない」ということです。あるニュースが発表されたとしても、その銘柄に直接ポジティブな影響を与えるものでない場合があります。

普段は注目されておらず流動性が低い銘柄であったために、買いが集まることで需給バランスが崩れ、ニュースから期待できるよりもはるかに高い水準まで株価が暴騰してしまうこともあります。

上昇も早ければ、人気が去るのも速い

このように、テーマ株に注目が集まっているうちは、その企業本来の実力以上に株価が上昇している状態です。そのため、人気化してもすぐに、冷静な判断ができる投資家から売却に走ります。その後、買い手よりも売り手が多くなれば、株価は一気に下落に転じます。

最終的には、人気化する前よりも高い株価水準で落ち着く場合が多いようですが、これは高値で買った投資家の中に塩漬けしてしまう人たちがいるためです。その後、徐々に株価は下がっていく傾向にあります。

新聞紙上をにぎわせる最新の話題に乗る

テーマ株として最も注目されやすいのは、新聞紙上をにぎわせる最新の話題です。最近ではフィンテックや人工知能(AI)など、しばらく前ではバイオ関連など、将来性のある話題がテーマ株の材料として多いようです。

テーマ性のある一般的なニュースを材料にして、それに関連するのではないかと考えられる銘柄に買いが集まります。このタイプのテーマ株の特徴としては、最初にある銘柄が人気化した後に、「その次に恩恵が受けられそうな銘柄」にも注目が集まり、第2・第3のテーマ株が登場しやすいということです。はじめに人気化した銘柄ほどの値上がりは期待できませんが、ある程度の利益が得られそうだと二匹目のどじょうを狙う投資家もいるのです。

大きなイベントにあわせて材料を先取りする

オリンピックなどのスポーツイベントの結果などをきっかけに人気を集めるテーマ株もあります。金メダリストが使っているスポーツ用品メーカーの株が急騰する、などが最たる例です。実際、2008年の北京オリンピックで、ある水着を着用している選手が次々と世界記録を出したことで、日本でライセンス契約をしている会社の株が急騰したことがありました。

季節的なイベントにあわせて材料を先取りする

季節的なイベントにあわせて材料を先取りする

季節的なニュースでも、例年よりも大きく取り上げられるような場合に、そこから連想して人気化するものもあります。天気の3カ月予報で記録的な猛暑が報じられると、エアコンメーカーや飲料メーカーの株価が急上昇することがあります。

例年以上のニュースになる場合以外に、異常事態に株価が反応する場合もあります。以前、新型インフルエンザが流行したときには、ワクチンだけで予防できないためマスクが売れると連想され、マスクを製造販売している会社の株価が急騰しました。

売買のタイミングを誤ると大きな損失になることも

テーマ株になりやすいのはこれらのようなものがありますが、売買するときには注意が必要です。前述の通り、上昇が早いのと同じく、人気が去るのも速いため、売買のタイミングを間違うと、利益を得るどころか想定外の損失をこうむる可能性があります。

場中に材料が出るとわずか数十分で株価が上がってしまいますし、取引時間外に材料が出た場合でも、寄り付きから高い株価になってしまいます。人気が出ていると気づいた時には、すでにある程度株価が上がっているのです。

「人気化しているからチャンスを逃さないようにすぐに買わなければ」と飛びついても、思うように利益を上げられない可能性があります。そのため、飛びついてしまう前に、冷静に「この銘柄はまだ人気化し続けるだろうか」と考える必要があります。

まとめ

テーマ株を物色する場合、大きな利益が得られるチャンスもありますが、簡単なものではありません。うまくいかなければ、塩漬けする羽目になったり、大きな損失を抱えたりすることも多々あるのです。

利益を大きくしようと欲張って失敗する可能性もあるため、早めの利益確定を心がけることが大切です。失敗してしまった場合でも、塩漬けせずある程度で見切りをつけて、他に着実に利益を上げられそうな銘柄を探す方がよいかもしれません。

» 初心者にもわかる株の買い方

大阪でファイナンシャルプランナーとして活動。
資産運用に関する記事やビジネス関連の記事を多数執筆。
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