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投資初心者は必見!ニュースや時事で株価の動きを察知しよう

投資初心者は必見!ニュースや時事で株価の動きを察知しよう

横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★☆☆☆☆

ニュースや時事問題は株価を動かす大きな要因であり、ニュースを見ないことには取引の判断ができません。しかし、ネット社会となった現在、ニュースの流通量は膨大であり、どのニュースをどの視点から見るべきなのかは悩ましいところです。

今回は、株式投資のための基本的なニュースの見方についてお話しします。

マクロとミクロの両方からニュースを見る

個別銘柄の株価に与えるニュースは、会社自身の業績などのミクロなニュースと、景気動向など社会全体に影響するマクロなニュースに大別できます。

投資初心者はミクロなニュースばかりを追いかけがちですが、企業は社会を構成する一部であり、その企業が属する国・地域や業種が先行き不透明では、個別企業の成長には限界があります。そのため、社会全体に関するマクロなニュースを見ずに、株価がどうなるかを予想することは難しいのです。

外部環境の変化には敏感になろう

ある企業が業績を伸ばして株価をあげられるどうかは、外部環境の変化についていくことができるかが重要です。その外部環境には、マクロなニュース以外にも、競合他社の動きも含まれます。

ライバル企業が好成績をあげれば、投資している企業にはマイナスに働く可能性があります。また、これまで全くライバル関係になかった企業が新規参入して、激しい競争に巻き込まれることもあるでしょう。そういった状況に対応するために、投資企業の業界についてのニュースをチェックすることが重要です。

業績にとってプラスかマイナスかを判断する

ニュースを見るときには、そのニュースは報じられている企業にとってプラスとマイナスのどちらに働くのかを考えるようにしましょう。

ニュースを分析する習慣が身に着けば、時間軸まで含めて考えられるようになるはずです。ニュースの分析能力はニュースを見続けて咀嚼をすることで身につく部分が大きいため、気長に取り組むことが欠かせません。

株価の動向は企業ではなく投資家が決める

いくら自分でニュースを分析できるようになっても、その通りに株価が変動するとは限りません。株価を決めるのは、多くの投資家がどう感じたかであり、あなた自身や企業が決めるものではないからです。多くの投資家が「予想していたよりも良くないニュースだった」と感じれば、好調な決算内容でも株価が下がることは珍しくありません。

ただ、まわりの投資家がどのような予想をしているかを想定するのは大変です。そのため、ニュースが発表された直後はしばらく様子を見るのも、ひとつの手です。

意外なニュースが株価を変動させることもある

この他、経験のある投資家にはなじみがあるものの、意外なニュースが株価を変動させることがあります。その例として、季節ごとの天気・気温や消費喚起しそうなニュースがあります。

「今年は冬の寒さが厳しくなりそう」と報じられれば、暖房器具やカゼを予防する製品を扱っているメーカーの銘柄が急騰することがあります。最近では、上野動物園で飼育されているパンダに子供が生まれたことで上野に本店を構える中華料理店を運営する企業が急騰しました。株式市場では意外な動機で意外な銘柄が値上がりすることは珍しくないのです。

事前に予想できるイベントもある

意外なニュースには、国際的なスポーツイベントの開催に代表される、事前に予想できるものもあります。例えば、オリンピックで金メダルを取った選手が所属している企業や、使用している道具のスポーツ用品メーカーや取扱代理店の株価が急騰する場合があります。

ただし、誰が活躍するかが事前にわかるわけではないため、確実に利益が狙えるものではなく、ギャンブル的要素が極めて強い取引であり、株式投資で資産形成を目指すなら、あまりおすすめできない投資方法と言えます。

まとめ

株式投資をはじめると、これまで注目してこなかった視点からニュースを見るようになります。あるニュースが報じられたことで株価がどう変動するのかを予測して、実際にどうなったのかを検証するのは、投資家としてのレベルアップにもつながります。

ニュースと株価は切っても切れない関係にあるので、投資の成績向上を目指すならニュースをチェックする習慣を身に着けることは欠かせないといえるでしょう。

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