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テクニカル分析の1つ。一目均衡表とは

テクニカル分析の1つ。一目均衡表とは

株の知識レベル:★★★★☆

株式投資を始めるにあたり、どのような判断に基づいて銘柄選びをして、会社の株を購入するのか、極めて重要な問題となってきます。ただ、有名だからとか、何となくイメージがいいからとか、感覚的な基準のみで判断するのは心もとないものです。そこで、先人たちが築いてきた専門的な分析方法を学ぶことは決して無駄にはなりません。学術的で分かりにくい面もありますが、ここでは初歩的なことを説明していきます。

一目均衡表とはどのようなものか

一目均衡表とはどのようなものか

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)とはテクニカル分析の手法の一つであり、株式投資のときの銘柄選びに利用します。一目均衡表の大きな特徴は、「時間」という概念に重点を置いて分析するところにあり、何本かの色鮮やかな線とローソク足とが複雑に混ざりあい、時間軸と株価の表示がされる、大変グラフィカルなチャートとして知られています。
一目均衡表は証券会社により若干異なりますが、ウェブサイトの画面上で簡単に表示することができます。まず銘柄名を選んで検索し、その銘柄が出てきたら指標として「一目均衡表」を選択し、さらに期間や足の長さを任意に選択、設定します。

一目均衡表は日本発祥の分析方法の一つ

この一目均衡表は、戦前にペンネームが一目山人という人が大勢のスタッフと共に長い年月をかけて作り上げた分析方法の一つと言われ、まさに日本で生まれたテクニカル指標のことなのです。ただ、見た目の複雑さもさることながら、内容もかなり専門的なため、実際に活用している人でも完全に理解をしている人はそれほど多くはないと言われているのです。そのため、ここでは一目均衡表の基本的な意味と簡単な使い方に重点を置いて説明していきたいと思います。

一目均衡表に出てくる線の名前は?

表の中には、異なる日数から計算した5種類の線が出てきます。

  1. 1.転換線=(9日間の最高値+9日間の最安値)÷2 
  2. 2.基準線=(26日間の最高値+26日間の最安値)÷2
  3. 3.先行スパン1=(基準線+転換線)÷2を26日間先行させたもの
  4. 4.先行スパン2=(52日間の最高値+52日間の最安値)÷2を26日間先行させてもの
  5. 5.遅行スパン=当日の終値を26日間遅行させたもの

これらの線は画面上、種類別に色分されて表示されています。

先行スパン1と先行スパン2、雲を使った分析

一目均衡表では、先行スパン1の線と先行スパン2の線との間に挟まれたゾーンのことを「雲」と呼びます。チャート上では通常灰色になっており、雲の部分を見つけるのは比較的簡単です。株価と雲の位置関係から株価のトレンド状況を理解することができます。すなわち、株価が雲よりも上にある時は上昇トレンドを表し、逆に株価が雲よりも下にある時は下降トレンドを表しています。この株価と雲の位置関係から判断する方法は見た目にも分かりやすく、多くの投資家が判断材料に使っているようです。

転換線と基準線との位置関係からトレンドを分析

一目均衡表中の転換線と基準線の位置関係からも、相場のトレンドを分析することが可能となります。転換線が基準線より上位置の期間が株価の上昇トレンドの期間、反対に転換線が基準線より下位置の期間が株価の下降トレンド期間と判断されます。転換線と基準線の2線がクロスする時、つまり、転換線が基準線を下から上に抜ける時や、転換線が基準線を上から下に抜ける時は、「好転」「逆転」と呼ばれており、投資家の間では「買い」や「売り」のサインとして使われています。

遅行スパンを使ったトレンド分析方法

遅行スパンは当日の終値を26日前にさかのぼって記入します。つまり、26日前の株価と当日の株価を比較することになります。遅行スパンの線が26日前のローソク足を上回れば株価の上昇トレンド、反対に遅行スパンが26日前のローソク足を下回れば株価の下落トレンドと判断されています。また、遅行スパンと株価の関係も26日前の株価を下から上へ抜けた時、あるいは、上から下へ抜けた時が「買い」や「売り」のサインとして投資家の間で利用されています。

まとめ

一目均衡表の基本的な意味とそれぞれの線の役割について見てきましたが、さまざまなテクニカル分析の中でもこの一目均衡表を理解するのは非常に難しく、理解をするためには実際に投資判断の一環として一目均衡表を活用することで抵抗感をなくしていくしかないでしょう。それぞれの線と株価の流れ、バランス等を肌感覚でつかんでこそ、この一目均衡表を使いこなすことができるのです。

現職の司法書士(実務経験14年)、ライター歴3年。
資格は司法書士、宅地建物取引主任者、2級FP技能士、モーゲージプランナー(住宅ローン専門資格)。
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