
ストップ安を利益に変える「割安株」を探す秘訣とは
「ストップ安」は、株式投資をしているときに聞きたくない言葉の一つですが、非保有銘柄のストップ安は、タイミングをとらえた投資ができれば利益を得るための大きなチャンスにすることができます。
株価は上下を繰り返すもの。ストップ安は株価が上がるタイミングを捉える良い機会にもなるのです。今回は、ストップ安のタイミングを活用して売買のチャンスを見極める方法を見てみましょう。
この記事のもくじ
売られすぎのストップ安銘柄を狙う
ストップ安とは、特定の銘柄に投資家の売り注文が殺到している売られすぎの状態です。これはストップ安だけでなく、連日大きく値を下げている場面でも同じことが言えます。
売られすぎた銘柄は株価が割安水準まで落ち込み、割安銘柄を買う投資家が買いに入ることで反転・上昇します。信用取引の貸借銘柄であれば、信用売りを買い戻す動きも加わることで、勢いよくリバウンドすることもあります。このようなリバウンドをつかむことができれば、まとまった利益が期待できるのです。
値下がりの原因を調べる
多くの投資家が慌てて売っているうちは、リバウンドははじまりません。まわりが慌てているときは、それだけ利益をあげるチャンスでもあります。リバウンド狙いで買いを入れられる銘柄かを判断しましょう。
判断を下す間もなくリバウンドがはじまったら、慌てて買いに走るのではなく見送る勇気も必要です。リバウンドがはじまってからエントリーしても、値上がり幅も大きくないことがほとんどだからです。
悪材料が一時的なものなら比較的早く株価が上昇に転じる
株価が急落する原因は、リバウンドしやすいものとそうでないものに二分できるので、原因を調べることでリバウンドがはじまるタイミングをある程度予測することもできます。
企業の業務内容とは無関係な部分で発生した損失(特別損失)による値下がりや同業他社の経営不安から連想した下げなど、その銘柄のポテンシャルとは無関係な原因での下落は、すぐに多くの投資家が割安になっていることに気づくため、比較的早くリバウンドする傾向にあります。
本業に影響がある悪材料だとリバウンドは小さい
営業利益の大幅な減少や赤字転落といった本業に悪影響があることが明白な悪材料では、その企業の実力が落ちたことを理由に売られているので、リバウンドは狙いにくくなります。
適正株価が下がっているということは、リバウンドする可能性は高いとは言えません。業績を回復させる見込みがあれば再び上昇する期待は持てますが、リバウンドのタイミングをじっと待つ必要はありません。時には購入を見送り、次の投資対象を探すのが賢明です。
リバウンドが期待できるタイミングで買う
リバウンドを狙う取引では、買いを入れるタイミングが重要です。ストップ安に張り付いているときに買い注文を入れると、ストップ安が解消してもその後しばらく下落が続きます。
下落が続くと含み損を抱えて、リバウンド局面でも大きな利益を得ることができません。株価が一番底をつけたタイミングで買わなくとも、確実に株価が上昇すると予想されるタイミングで購入するのがベストです。
まとめ
ストップ安銘柄への投資は割安株(バリュー株)を探すことでもあり、バリュー投資の一種と捉えることができます。
ストップ安銘柄への投資は、投資判断を誤ると大きな損失を抱えることになります。急ぎすぎず慎重に判断することが、リバウンドが期待できる銘柄を見極めるための秘訣です。
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