
相場転換のサインとは?代表的な四つのパターン
売り時・買い時を知らせる相場転換のサインを知っておけば、より効率的な株式投資ができます。前回では移動平均線を使ってトレンドの見極めを紹介しました。
上昇から下降へ、下降から上昇へ、トレンドの転換をうまく捉えることができれば大きな利益につながります。利食い、損切りといった判断でも有効活用ができます。
この記事のもくじ
相場転換のサインとは
どんな銘柄でも永久に上がり続ける(下がり続ける)ことはなく、一定の値幅での揺れ動きながら、徐々に上昇・下降するのが一般的ですが、何らかの理由でこのサイクルが崩れて株価が大きく動く局面があります。これが「相場転換」です。
「下降トレンド」から「上昇トレンド」への転換、逆に「上昇トレンド」から「下降トレンド」への転換といった、相場の転換を事前に予測できれば、売り時・買い時の判断に役立ちます。
相場転換の前には一定のパターンが出現しやすい
株価チャートをじっくり観察していると、相場転換の前に出現しやすいパターンがいくつかあることがわかります。相場転換の前に出現する代表的なパターンは四つあり、多くの投資家がこれをもとに売買タイミングをはかっています。
相場転換の四つのパターン
相場の底値圏で出現しやすく、買い時を教えてくれるのが「ダブルボトム」と「逆三尊」です。特に高成長を期待するバリュー株投資で購入対象となる銘柄を探している時は、この二パターンのチャートとなっている銘柄を探しましょう。
買い時を示唆する「ダブルボトム」と「逆三尊」
ダブルボトムは今後の上昇を示す典型的なチャート。株価が二度底打ちして、アルファベットの「W」と同じ形を描いています。逆三尊は株価が三度底値をつけ、二番目の底が深くなっているのが特徴。いずれも低迷期を脱して、株価が本格上昇する前に出現しやすい形です。
売り時を意味する「三尊天井」と「ダブルトップ」
買い時を教えてくれる逆三尊とダブルボトムに対して、ダブルトップと三尊天井は天井圏で出現しやすいチャートの典型です。ダブルトップと三尊天井のどちらもその後の相場低迷や急落を暗示しています。
相場転換のタイミングを掴む手がかりになる
保有中の銘柄のチャートがいずれかの形に該当したら、相場の行方に、それまで以上に注意しましょう。
ローソク足と移動平均線に加え、この四つのチャートを活用すれば、相場転換のタイミングをより的確につかめるようになるはずです。
まとめ
相場転換を図る四つのパターンは、チャート分析の基本的な要素となるので、しっかりと理解した上で使いこなせるようになりましょう。
ポイントは形だけでなく、底値圏や高値圏といった、出現のタイミングを覚えることです。
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