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市場を知ろう:海外の代表的な証券取引所

市場を知ろう:海外の代表的な証券取引所

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たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★★★☆☆

ネット証券を中心に取引条件の見直しなどが進んだことで、個人投資家でも国内株式と同様に外国株式が手軽に取引できる環境が整いつつあります。

海外株式は米国株を中心に比較的力強い成長が続いているのが魅力です。今回は、海外の主要な証券取引所と、その魅力を見てみましょう。

世界最大の証券取引所「ニューヨーク証券取引所(NYSE)」

アメリカのニューヨーク証券取引所(NYSE)は、世界の金融取引の一丁目一番地であるウォール街にあり、その値動きが世界の株式市場を左右するのが特徴です。

NYSEはアメリカを代表する企業だけではなく、米国預託証券(ADR)を利用して世界中の有料企業が上場を目指す証券取引所でもあります。1980年代末期のバブル期には日本企業の上場が増えていましたが、近年では中国企業の上場が増加傾向にあります。

ハイテクグロース銘柄の総本山「NASDAQ」

NYSEと並ぶアメリカの主要な証券取引所であるNASDAQ(ナスダック)は、1971年にベンチャー企業向けの株式市場として公開された株式市場であり、現在ではハイテクグロース株の総本山として知られています。

時価総額ランキングを見ると、AppleやAmazon、マイクロソフトなど、知名度・規模ともに世界最大級の企業がひしめいています。新興市場という特性から、大きな値上がりが期待できる10倍株や100倍株を探す場として活用する投資家も少なくありません。

中国の証券市場の中心地「上海証券取引所」

2000年代に国内総生産(GDP)がアメリカに次いで世界第2位となった中国では、改革開放と企業の民営化が進んだことで、機関投資家・個人投資家を問わず、株式取引が活況を呈しつつあります。

中国の証券取引所は本土市場の「上海証券取引所」と「深セン証券取引所」、香港の「香港証券取引所」という3証券取引所に分かれていて、このうち上場企業の時価総額が大きく、取引の中心となるのが「上海証券取引所」です。

A株・B株で分類されている中国の証券市場

改革開放の一環として一般市民の株式投資も解禁されたことや、成長期待により外国からも多くの投資資金が流入していることから、中国の証券取引所は急激な規模拡大が続いています。

中国の証券市場は人民元で取引する「A株」と米ドル・香港ドルで取引する「B株」に分かれていて、かつてはA株は国内投資家向け、B株は外国人投資家向けに分類されていましたが、この分類は事実上撤廃されています。

ユーロ圏の主力はロンドン証券取引所(LSE)

現在でも世界の政治・経済で一定の地位を占めている欧州圏の中でも、イギリスのロンドン証券取引所(LSE)は有名な証券取引所であり、NYSEや東京証券取引所(東証)と並ぶ、世界三大証券取引所の一つに数えられています。

ユーロ圏内では証券取引所の統廃合が進む

経済統合と共通通貨ユーロの導入が進むユーロ圏内では、一部の証券取引所を除いて、パリ証券取引所とアムステルダム証券取引所・ブリュッセル証券取引所の3取引所が合併して設立された証券取引所「ユーロネクスト」傘下で各国の証券取引所の統合が進んでいます。

まとめ

国内株式から海外株式に目を向けると、意外と身近な商品を出している企業は珍しくなく、海外投資に魅力を感じるようになります。

外国株式への投資は確かにハードルが高いものの、直近では国内株式と比べて高いリターンが期待できるので、積極的な投資を検討するべきかもしれません。

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