
【ローソク足の種類と見方】毛抜き天井・毛抜き底とは?
投資初心者でも比較的分かりやすいテクニカル指標に「毛抜き天井」と「毛抜き底」がありますが、実際には“ダマし”が多く、利用には注意が必要なテクニカル指標として知られています。
今回は、ダマしの多さに気を付けたい毛抜き天井と毛抜き底のポイントを見てみましょう。
この記事のもくじ
毛抜き天井、毛抜き底のポイントは同値にある
毛抜き天井は高値圏で出現する同水準の高値を持つローソク足が二本並んだ状態、毛抜き底は安値圏で出現した同水準の安値を持つローソク足が二本並ぶ状態です。
テクニカル指標としては、毛抜き天井は上昇トレンドから下落トレンド、毛抜き底は下落トレンドから上昇トレンドへの転換を示唆します。
毛抜き天井・毛抜き底の出現で飛び付かない
毛抜き天井と毛抜き底はダマしが目立つシグナルであり、チャート上に現れても飛びつかないのが鉄則。毛抜き天井・毛抜き底を取引のシグナルとするなら、シグナルとしてどれだけ信用できるかを慎重に見極めることが重要です。
毛抜き天井は下落トレンド入りを示唆
毛抜き天井の出現は、高値更新に挑戦しているものの勢いが乏しく、レジスタンスラインを抜けない状況です。
毛抜き天井の出現は抵抗線を上抜ける買いエネルギーがない状況を示唆する、天井圏のシグナルであり、毛抜き天井の出現には警戒する必要があるのです。
毛抜き底は上昇トレンドの入り口を示唆
毛抜き底の出現は、上昇トレンド入りの可能性が高いと言えます。これは、下押しするものの買い圧力が強く、反発しているローソク足です。
底入れを探るローソク足が連続して現れるので、それなりに買いエネルギーがある状況を表します。底値近辺で毛抜き底が出現した場合には、ポジティブなサインと捉えて問題ないでしょう。
まとめ
毛抜き天井と毛抜き底は、一度の出現ではダマしである可能性が少なくないシグナルであり、複数の指標と組み合わせて勢いを見極めることが重要です。
投資初心者には、積極的に使うことはおすすめしませんが、天井・底値のときの参考指標として、毛抜き天井、毛抜き底は知っておいても損はないでしょう。
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