
【ローソク足の種類と見方】つつみ線とは?
売り方、買い方それぞれのエネルギー量を一目で判断できる非常に便利なシグナルがつつみ線です。強気、弱気それぞれのトレンド転換点に出現するケースも多く、投資初心者にも比較的扱いやすいテクニカル指標といえます。
今回は、つつみ線の特徴と、つつみ線出現時のトレンドの方向性を確認してみましょう。
この記事のもくじ
つつみ線で売買エネルギーを確認する
つつみ線とはその名の通り、前日のローソク足の値幅を、当日のローソク足がつつみ込むチャート上のシグナルです。
つつみ線に似たシグナルにはらみ線がありますが、これはつつみ線の前後のローソク足を入れ替えたような形となっています。
トレンド転換を強く示唆するつつみ線
つつみ線はある日のローソク足が前日のローソク足を飲み込むような形になるため、トレンド転換をかなり強く示唆するシグナルと言えます。
陰線を陽線がつつみ込むなら強気トレンドへの入り口
前日に陰線を引いて当日に大陽線がつつみ込むパターンは、前日の弱気トレンドを飲み込んで大陽線を引くほど、買い方のエネルギーが強く、強気トレンドへの転換を示唆します。
安値圏で出現する陽線のつつみ線は、より上昇への確率が高まるので、つつみ線の中で強力に強気トレンドへの転換を示唆するシグナルと言えるでしょう。
陽線を陰線がつつみ込むパターンは弱気トレンドへの入り口
一方で、陽線を陰線がつつみ込むパターンは、弱気トレンドへの転換を示唆することが珍しくありません。前日の上昇分を一気に飲み込むチャートですから、売り方の圧力が強まっていることを示唆します。
特に、高値圏で出現する陰線のつつみ線は、下落トレンドに突入する強めのシグナルであることが多いので要注意です。
まとめ
つつみ線はチャートでの形状も分かりやすく、信頼性も比較的高いため、陽線のつつみ線と陰線のつつみ線は必ず押さえておきましょう。
また、上昇トレンドの最終局面に表れる、陰のつつみ線は“最後の抱き線”と呼ばれ、非常に強力なシグナルと考えられています。こちらも合わせて押さえておきましょう。
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