
【ローソク足の種類と見方】首吊り線とは?
首吊り線とは、チャートに現れるいくつかのシグナルの中でも、下落トレンドの入り口を示唆するシグナルとして知られていますが、出現する場所などによりその信頼度は異なります。
今回は、首吊り線の形状や特徴について、詳しく見てみましょう。
首吊り線は窓開けで信頼度がアップ
まず、首吊り線の形状をおさらいしておきましょう。首吊り線とは、チャート上で当日のローソク足が前日のローソク足に窓空けして上振れしている状態です。
ここから読み解けるのは、前日に比べて当日は寄り付きで買い注文が殺到し、その後に押し目買いが入って何とか反発したものの、反発力はそれほど強くない状況です。
下ヒゲの有無が信頼度を左右する
実際の首吊り線がどのようなものか、模式図で見てみましょう。
この模式図にあるように、当日のローソク足の下ヒゲが長い場合、首吊り線が下落トレンドの入り口である可能性は高くなります。これは基礎知識として覚えておいた方が良いでしょう。高値寄りと長い下ヒゲの出現は、首吊り線のサインです。
下ヒゲは売り圧力の大きさを表している
首吊り線では下ヒゲが長い方が信頼度が高いのは上述した通りです。では、なぜ下ヒゲが長い方が、シグナルとして信頼度が高くなるのでしょうか。
下ヒゲが売り圧力の大きさを表しているため、売り圧力の大きさによってその長さが変わります。つまり、売り圧力が大きいときは下値を模索する幅も大きくなるため、下ヒゲも長くなる傾向があるのです。
売り圧力の大きさは下落トレンド入りのきっかけ
下ヒゲが長い状況は買いから売りに転じる人が多い状況を表していると考えられます。そのため、高値圏での首吊り線は天井にタッチしたシグナルとなり、下落トレンド入りのきっかけとなることが多いのです。
まとめ
首吊り線のポイントとなるのが、高値圏での出現と長い下ヒゲです。首吊り線はローソク足の間に窓がなくても成立しますが、窓を開けることでより信頼度の高いチャートになると言えます。
チャートシグナルの中でも、比較的強力な売りシグナルとして知られているので、首吊り線が現れたときにはポジションを小さくするなど、リスク管理にも注意が必要です。
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