
【ローソク足の種類と見方】コマ・極線(小陽線・小陰線)とは?
「相場は気持ちで動く」という投資格言もあるように、先行きに不透明感が見えれば売りたくなる気持ちからは逃れられません。一方で、企業業績やファンダメンタルズが良好であれば、資金が集まります。このような投資家心理は、ローソク足からも読み解けます。
今回は、"コマ"と"極線"にフォーカスして、トレンドのつかみ方を見てみましょう。
この記事のもくじ
コマと極線は共に方向感の乏しい局面を示唆
コマとは実体(胴体)、ヒゲともに短いローソク足であり、極線とはコマの中でも特に本体の小さいものを指します。コマと極線は、相場のもみ合い時に出現することが多いと言えます。
これらのローソク足は、なぜ相場のもみ合い時に出現するのでしょうか。そのヒントはローソク足の形状に隠されています。
相場の様子見ムードを示唆するコマと極線
コマと極線が出ることは、ともに単日や週次の値動きが少ないことを表しています。チャート上にコマや極線の出現するときの投資家心理は、商いも少なく、方向感も出ていない。そんな様子見ムードと言えるのです。
コマや極線はトレンドの入れ替わりを示唆
大きな材料がない限り、投資家心理は数日程度で大きく変わることはほとんどありません。つまり、もみ合いが発生している証であるコマや極線が出現すると、そのまま一定期間は持ち合いの様相を呈することが多いと言えるのです。
安値圏では上昇トレンド、高値圏では下落トレンド
持ち合いとはいわば、投資家が余力を持て余している状況であり、持ち合い後のローソク足が、次のトレンドを探る上でのキーポイントになります。
コマや極線においては、安値圏での出現で上昇トレンド入り、高値圏での出現では下落トレンド入りを示唆します。
まとめ
コマや極線が出現する局面では、持ち合い後の値動きがポイントであり、方向感に乏しい状況から動き出すには、それなりの出来高やエネルギーが必要になります。
コマや極線出現時の株価の位置処、持ち合い後の出来高等を確認することで、テクニカル指標の信頼度も高まります。ローソク足単体だけではなく、その他の指標も参考にするよう心がけましょう。
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