初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

【ローソク足の種類と見方】コマ・極線(小陽線・小陰線)とは?

【ローソク足の種類と見方】コマ・極線(小陽線・小陰線)とは?

徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★★☆☆

「相場は気持ちで動く」という投資格言もあるように、先行きに不透明感が見えれば売りたくなる気持ちからは逃れられません。一方で、企業業績やファンダメンタルズが良好であれば、資金が集まります。こうした投資家心理は、ローソク足にも表れます。

今回は、"コマ"と"極線"にフォーカスして、トレンドのつかみ方を見てみましょう。

方向感の乏しい局面で現れるコマと極線

コマとは実体(胴体)、ヒゲともに短いローソク足であり、極線はコマの中でも特に本体の小さいものを指します。コマと極線は、相場のもみ合い時に出現することが多いと言えます。

こうしたローソク足が相場のもみ合い時に出現しやすい理由は、そのローソク足の形状に隠されています。

コマと極線の出現は相場の様子見ムード

コマと極線の出現は、どちらも単日や週次の値動きが少ないことを表しています。チャート上にコマや極線の出現するときの投資家心理は、商いも少なく、方向感も出ていない。そんな様子見ムードと言えるのです。

コマや極線はトレンドの入れ替わりを示唆

大きな材料がない限り、投資家心理は数日程度で大きく変わることはほとんどありません。

つまり、コマや極線の出現はもみ合いが発生している証である、一定期間はそのまま持ち合いの様相を呈することが多いと言えるのです。

安値圏では上昇トレンド、高値圏では下落トレンド

持ち合いとはいわば、投資家が余力を持て余している状況であり、持ち合い後のローソク足の形状は次のトレンドを探る上でのキーポイントになります。

コマや極線の出現は、安値圏では上昇トレンド入り、高値圏では下落トレンド入りを示唆していると考えられるのです。

まとめ

コマや極線が出現する場面では持ち合い後の値動きがポイントであり、方向感に乏しい状況から脱するにはそれなりの出来高やエネルギーが必要になります。

コマや極線出現時の株価の位置処、持ち合い後の出来高等を確認することで、テクニカル指標の信頼度も高まります。ローソク足単体だけではなく、その他のシグナルも参考にするよう心がけましょう。

» 投資初心者でもわかる株価チャートの見方
総合評価
(0)

証券会社を選んで口座を作ろう!

免責事項

株の教科書.com(以下、当サイト)で提供している文章、画像、動画等のコンテンツ(以下、コンテンツ)は、作成時点で得られた情報を元に作成しております。その内容について作成時および未来において正確性、安全性は保証しておりません。

当サイトは投資に関する知識、技術情報の提供を目的としており、特定の銘柄、投資対象、投資行動、運用手法を奨励するものではありません。お客様ご自身の投資に関わる一切の行動につきましては、ご自身の責任の下でご判断ください。投資、資産運用によって発生した損益はお客様ご自身に帰属するものとし、当サイト掲載の情報に基いて発生した損害について一切の責任を負うものではありません。