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いいところだけじゃない?ミニ株のデメリット

いいところだけじゃない?ミニ株のデメリット

徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★☆☆☆

投資初心者に大人気のミニ株制度。ミニ株とは株式ミニ投資の略称で、単元株数の10分の1から株を購入できるシステムを指します。必要資金を抑えられるので、投資の敷居を下げてくれる点が大きなメリットと言えるでしょう。

しかし、ミニ株投資はメリットばかりかと言えば、その限りではありません。メリットばかりに目が行きがちですが、ミニ株には意外と知らないデメリットもあります。

今回はミニ株投資を利用するときに、最低限抑えておきたい注意事項について確認しておきましょう。

ミニ株ではリアルタイムの売買はできない

ミニ株投資のもっとも大きなデメリットは、リアルタイムの売買ができないことです。

単元株の取引では、株価の位置処をリアルタイムで確認し、買いたいタイミングで注文を入れることができます。つまり、発注から約定までのタイムラグが非常に少ないのです。

これに対して、ミニ株の発注は翌営業日の寄り付き発注。寄り付きとは始値(はじめね)のことです。発注から約定までのタイムラグが大きいことがミニ株における最大のデメリットです。

ご存じの通り株価は水物。材料によっては今の株価は安くても、翌日には反転上昇していた!というケースは珍しくありません。ミニ株投資をはじめるときには、リアルタイムでの売買ができない点を理解してはじめる必要があります。

ミニ株では指値注文もできない

また、ミニ株では指値注文ができない点もデメリットに数えられます。単元株の投資は売り買い共に、自身の希望額で発注することができるのに対して、ミニ株投資では発注翌営業日の始値で取引されます。つまり、売買のタイミングは一度しかなく、投資家に価格決定の選択肢はありません。これもミニ株投資のデメリットと言えるでしょう。

取扱証券会社、売買可能銘柄。ミニ株にはさまざまな制限がある

どの証券会社でもミニ株投資はどの証券会社でもできるかと言えば、実はそうではありません。ネット証券を中心に、ミニ株投資に対応していない証券会社も少なくないため、口座開設のときにはサービス内容を確認する必要があります。

また、ミニ株投資では、購入単位が少額になる分、手数料負担率も高まります。こちらも、証券会社ごとに規定が異なるので、合わせて確認するようにしましょう。

売買可能銘柄にも制限がある

ミニ株とは単元株数の10分の1単位で株式を購入できる制度であり、単元株数が1株の銘柄は対象にならず、取扱銘柄も証券各社によって異なります。そのため、購入を検討している銘柄の取り扱い状況も口座開設前に把握しておく必要があります。

投資の練習ツールとしては最適。大もうけは難しい

ミニ株は投資の練習ツールとしては非常に有効でしょう。少額でもマーケットに実際に資金を投入して、取引に慣れる上で最も効果的です。しかし、投資初心者がいきなり多額の資金をマーケットに投じることは、大きなリスクが伴います。また、銘柄によっては数百万円単位で資金が必要となるケースもあります。

ミニ株は投資額が少ない分、大きな利益は望めませんが、株式取引の練習ツールとしては有効に機能するでしょう。

色気を出さず、中長期で資産形成を考える

ミニ株投資では短期利食いは望めず、中長期での資産形成を前提に投資をする必要があります。ミニ株のメリットの1つに、株式の配当を受けられることが挙げられます。そのため、高配当銘柄を安値で丹念に仕込むことはミニ株の有効な利用方法と言えます。

ミニ株ではなく、端株と言う投資法も

蛇足ですが、端株と言う投資法もあります。端株とは通常の株式取引とは異なり、単元を無視して1株単位でする株式取引です。ミニ株でも購入代金がかさむ場合には、端株取引の利用を検討するべきでしょう。

なお、証券会社によってはサービス名称が異なる場合や、サービスそのものの提供がない場合もあるので、事前に確認が必要です。

端株は積立投資にも有効。リスク軽減効果は抜群

端株による取引は、通常であれば難しい株式の積立もおすすめです。分散効果により、下値不安を軽減できるだけではなく、長期積立を継続することで、将来的な単元株化も視野に入ります。ミニ株を検討するときには、あわせて端株での投資も視野に入れるべきでしょう。

まとめ

ミニ株は初期の投資金額を抑えられる点で、投資初心者に非常にフレンドリーな制度です。株主優待を受け取る権利はないものの、投資金額が少額でも配当金の受け取りといったメリットを受けることができます。

しかし、約定のタイミングは、翌営業日の始値のみなので、リアルタイムで取引したい人にはおすすめできない方法です。あらかじめ、メリットとデメリットを把握した上で制度の有効活用を図りましょう。

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