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利益を出せる?「特別気配」は売買のサインになるか

利益を出せる?「特別気配」は売買のサインになるか

横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★★★☆☆

「前場の取引がはじまっても値がつかない」、「場中に突然取引できなくなった」取引をしていて、そんな場面に直面したことはありませんか。そんなときは取引している銘柄に「特別気配」が出ていないかを確認しましょう。

今回は、特別気配がどのようなものか、その内容を見てみます。

特別気配とは、一体どんなものなのか

特別気配とは、買いまたは売りに注文が集中しているときに、取引を一時停止する処置です。買いが集中している場合を「買い気配」、売りが集中している場合を「売り気配」と言います。

日本の証券取引所では、「直前の価格と比較して一定の値幅の範囲内に限り、即時に売買を成立させる」ため、突然大きく値段が動いてしまうと、市場が混乱する原因となるため、このような仕組みが導入されているのです。

特別気配だと取引が一時的に停止される

特別気配の状態になったとき、板には「特」と表示されます。証券会社によって表示される文字は異なり、買い気配を「カ」、売り気配を「ウ」と表示する証券会社などもあります。買い気配では買い注文が表示されている側に、売り気配では売り注文が表示されている側に表示されます。

特別気配になると、取引が一時的に停止され、売買方式も普段のザラ場方式から取引開始時と同じ板寄せ方式に切りかえられ、取引成立まで気配値段が徐々に更新されます。3分ごとに200円未満では5円、1,000円未満では15円という単位で、ストップ高・ストップ安水準まで段階的に変わっていきます。

特別気配はいいことなのか、悪いことなのか

特別気配になると、買い気配では徐々に株価水準が上がっていき、売り気配では徐々に下がっていきます。保有している銘柄が買い気配となれば良いことで、売り気配になった場合には悪くなっているということになります。

買い気配になると注文をしても買うことができないうえに、寄り付くまで株価水準が切りあがるため、有利な株価で買えなくなります。しかし、買い注文を入れたかった銘柄が売り気配になっても、必ずしも安く買えるわけではありません。

売り気配になることは売りたい人がたくさんいることであるため、寄り付いて取引参加になったとしても、まだまだ売りたい人が現れて株価が下がってしまう可能性もあります。特別気配になった銘柄は、売り・買いのどちらでも慎重に取引する必要があります。

特別気配になるのはどんなときか

特別気配になるのは買いか売りが集中した場合であり、大きなインパクトがあるニュースが出るなど、需給バランスが崩れたときに特別気配になるのです。

例えば、倒産や民事再生というニュースが報じられれば、売り気配で値段が付かなくなります。また、業績予想の上方修正・下方修正や、サプライズとなる決算内容が発表されたときもその内容に応じて買い気配・売り気配になることがあります。他にも、新規銘柄式公開(IPO)銘柄は、上場初日に特別気配で取引がはじまるケースが多いようです。

特別気配は売買のサインになるか

買い気配になったら買い注文を入れたり、売り気配になったら売り注文を入れたりする方がいいのでしょうか。確かに、特別気配になっている場合は買いか売りに注文が集中しているため、「もっと株価が上がりそう(下がりそう)」と感じられるかもしれません。

しかし、買い気配になっているときに買い注文を入れても、利益を出せるとは限りません。特別気配が解消するのは、売買が成立するときであり、買い注文と売り注文のバランスが取れた需給バランスがとれる株価水準になっていることを意味します。

買い気配が解消しても、その後さらに買い注文が入り続けるような状態でないと、株価がさらに上昇することはありません。

特別気配の後は、値動きが激しくなりやすい

また、特別気配が解消された後は、値動きが激しくなりやすいことにも注意が必要です。特別気配が解消されて株価が大きく変動していると、注目を集め、買いが集まりやすくなります。

一方で、株価が大きく上昇していれば、既存の銘柄主が利益確定の売り注文も多くなります。特別気配がついた銘柄の取引は、しばらくの間は値動きの荒い取引になりやすいことに注意しましょう。

まとめ

特別気配は相場が大きく変動するときに出るため、その間に落ち着いて特別気配になった原因を考えてみましょう。それを踏まえて特別気配の解消後にどう取引するかを考えることが大切です。

特別気配の解消前後は値動きが激しくなる傾向があるため、慎重な取引が求められます。むやみに取引して損失を被らないためにも、しっかりと考えて行動しましょう。

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