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外国株の買い方とは?海外投資のメリットとデメリット

外国株の買い方とは?海外投資のメリットとデメリット

横山研太郎
横山研太郎
記事の難易度:★★★☆☆

グローバル化が進んだことで、日常生活でも意識することなく海外企業の商品やサービスを利用しています。投資対象として見るとハイテク大手のGAFAをはじめとして、投資妙味が大きいのも海外企業の魅力です。

海外市場に上場している株式には、どのように投資するのでしょうか。今回は、外国株(外国株)への投資方法と、投資するときの注意点を見てみましょう。

誰でも投資できる外国株

対面証券・ネット証券を問わず、ほとんどの証券会社では外国株の取引サービスを提供しています。証券各社によって取引対象の国・地域や取扱銘柄は違いがありますが、口座開設できれば外国株投資ができると考えて問題ありません。

投資対象も幅広く、米国や欧州をはじめとするいわゆる先進国はもちろん、中国やインドなど、新興国株への投資仲介を提供している証券会社もあります。

誰でも国際優良銘柄の株主になれる

国際優良銘柄なら、投資の敷居も低くなります。特に米国株は世界的に知名度が高い企業が多く、IT大手のGoogle・Apple・Facebook・Amazon(GAFA)をはじめ、誰もが知っている企業であることがほとんどです。

また、国際優良銘柄は値動きが安定しているだけではなく、配当性向の高い銘柄が多いので、投資初心者にはおすすめできる投資先です。

まずは口座開設からはじめる

外国株取引には専用口座の開設が必要です。まずは国内株の証券口座を開設し、それから外国株の取引口座の開設手続きをします。

外国株取引はどの証券会社でも同じようにできるわけではありません。口座開設するときに、その証券会社で取引したい国の株式の取り扱いがあるかを確認しておきましょう。

日本円を外貨に交換すれば準備完了

口座開設が完了したら、日本円を外貨に交換すれば準備完了です。

外貨両替は両替時点の為替レートに事務手数料をはじめとする各種手数料を上乗せした金額が必要です。コストを抑えるためにも、できるだけまとまった金額を両替するようにしましょう。

外国株投資の魅力

ここまで外国株投資をはじめるための流れを見てきましたが、外国株投資にはどのような魅力があるのでしょうか。米国株を例に見てみましょう。

米国企業は株価の上昇(キャピタルゲイン)配当(インカムゲイン)による株主還元を重視しています。生活用品のP&Gや飲料メーカーのコカ・コーラ、50年以上連続増配を維持するなど、強力に株主還元を志向している企業は少なくありません。また、急成長が期待できるITなどの最先端技術を駆使したベンチャー企業が相次いで登場・上場しているのも魅力です。

安定した配当を出す成熟企業に投資するも良し、値上がり益の期待できるベンチャー企業に投資するのも良しと、ニーズに合わせた投資ができるのが米国株の強みと言えます。

経済発展から投資先を考えてもいい

日本を含む先進国の経済成長率が1%から2%程度なのに対して、インドネシアシンガポールに代表される東南アジア諸国は、年率換算で5%から8%程度の高い成長を続けています。こうした点から、国全体が成長している新興国への投資も魅力的です。

日本でも高度成長期には、企業の成長と歩調を合わせて日経平均も上昇を続けていました。これから経済そのものが大きく発展していく国という視点で投資先を決めるのも外国株投資に必要な点と言えます。

外国株投資のデメリット

株式投資にはさまざまな「情報」が欠かせませんが、国内株と比べると外国株は質・量ともに情報が少なくなるというハンデがあります。

インターネットの普及により、以前に比べて海外の情報は入手しやすくなりましたが、生活に密着するような機微な情報は手に入りません。また、国によって時差があることも頭に入れておきましょう。

取引時間の違いや為替変動リスクも想定しておく

外国株は現地通貨建てで取引をするため、為替レートによっては取引で利益が出ていても、日本円に両替する時に損失が出ることもあります。

また、国内株式の取引手数料と比べて、取引手数料はかなり割高になるため、手数料負けするリスクがあることも覚えておきましょう。

取引できる国・銘柄は証券会社ごとに異なる

証券会社により外国株の取り扱い国や銘柄数はそれぞれ異なり、ネット証券では、SBI証券・楽天証券・マネックス証券が、比較的幅広い外国株の取り扱いがあります。

証券会社ごとの取り扱い外国株については、こちらでまとめているので、比較・検討の参考にしてください。

まとめ

グローバル化による経済の一体化が進んだ結果、国内株も海外の動向に左右されることが少なくありません。また、海外のベンチャー企業には将来有望な企業も多く、投資対象としては魅力的です。

為替レートや手数料など外国株取引ならではのデメリットもありますが、大きなリターンを狙うのであれば外国株への投資も選択肢の一つとして検討したいものです。

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