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確定拠出年金の目標の立て方

確定拠出年金の目標の立て方

徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★★☆☆

2017年1月から個人型確定拠出年金(iDeCo)の適用範囲が大きく拡大され、原則20歳から60歳までの成人であれば、誰でも加入できるようになりました。主婦や公務員にまで拡がったことで個人の注目度も高まりつつありますが、仕組みがよくわからないまま手続きをしている人もいるかもしれません。

今回は、確定拠出年金加入時のポイントと、運用時の目標の立て方について確認して行きたいと思います。

将来期待する年金額からアプローチして目標を定める

確定拠出年金での目標を定める際には、将来の年金受け取り額からアプローチする必要があります。そのためにもまずは、自身の老後の収入を確認することが重要です。

個人事業主や主婦のように、受け取れる年金額がそれほど多くない場合には、リスクを取らないポートフォリオがセオリーです。一方で、ある程度年金受け取り額が多いと想定される場合には、損失覚悟でハイリスク・ハイリターンのポートフォリオでもよいでしょう。

積立による投資法は安全性も高い。若干高めの目標設定を

個人型確定拠出年金における投資は「ドルコスト平均法」と呼ばれる方法であり、毎月一定額を一定時期に買い続けることで、買値を平準化することでリスクの軽減を狙います。一度運用をはじめると、その資金は60歳になるまで引き出すことができないため、強制的にドルコスト平均法による積立投資になるのです。

ドルコスト平均法による投資は、2008年のリーマンショック時にも比較的回復が早かったことからうかがえるように、一括投資と比べると安全性の高い投資法として期待できます。個人型確定拠出年金ではこの点を踏まえて、多少高めの運用目標を設定しても良いでしょう。

個人型確定拠出年金の運用の目安は?

将来受け取ることのできる年金額は人それぞれです。将来の受け取り年金額から逆算して私的年金を作るべきですが、あくまで確定拠出年金におけるセオリーは安定運用と言えるでしょう。

個人型確定拠出年金では、おおむね年間3〜5%程度のリターンをイメージしてポートフォリオを構成します。そのためには、比較的値動きの安定している国内債券を中心に、リターンを狙う国内外の株式や不動産などを組み入れたポートフォリオを組む必要があります。

ファンドラップの安定運用が参考になる

いわゆるファンドラップの安定運用コースでは、半分程度を国内債券で固め、残る部分で株式などのリスク資産に分散投資をするポートフォリオが一般的であり、個人型確定拠出年金のポートフォリオの参考になります。

安定運用のポートフォリオを基本に、国内債に厚めに投資すれば相場下落時のリスクヘッジが期待できますし、株式などのリスク資産を多めに組み入れれば相場上昇時のリターンを期待できます。

外国債券の扱いを考える

日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)ポートフォリオを確認してみると、国内外の株式がそれぞれ25%ずつ、国内債券が若干厚めの35%、外国債券は15%となっています。また、目標リターンは名目賃金上昇率プラス1.7%。この数値も、目標設定の参考になります。

外国債を株式と国内債に振り向け、リターン向上を図る

外国債券に投資をするなら、債権の回収期間(デュレーション)に注目してみてください。デュレーションが長ければ長いほど、債券が価格変動リスクにさらされることになります。

安全資産に分類される債券ですが、外国債券なら為替の影響も考慮しなければなりません。そのため、株式よりは値動きが安定しているものの、国内債券よりはリスクが高いのです。この点を踏まえると、外国債券の一部を国内の債券と株式に振り分けるのも一案です。

まとめ

確定拠出年金に限らず、資産運用では目標リターンを決めることがはじめの一歩。自身の将来年金受取額から、逆算して投資目標を設定することが鉄則です。すでにあるポートフォリオを参考にするのも初心者にとっては有効手段と言えるでしょう。

長期投資においては運用目標を若干高めに設定することが鉄則です。ご参考にしていただければと思います。

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