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なぜ約定できない?スムーズに株を売買するための「板(いた)」の読み方

なぜ約定できない?スムーズに株を売買するための「板(いた)」の読み方

たじりひろこ
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株の知識レベル:★★☆☆☆

株式を売買する時、適当な株価を提示して注文を出す人はほとんどいないでしょう。万が一、そのようなことをしても注文が約定(成立)しない可能性が高くなります。

ただし、新聞等を見て、昨日の株価を元に注文を出すというのもあまりいい方法ではありません。株式市場が開いている間に大きなニュースがあって株価が大幅に変わっているかもしれないからです。

そこで必要なのが「板(いた)」です。適正な価格で注文を出し、注文約定をしやすくなるために、板の読み方を覚えておきましょう。

「板」とは何?どのような時に使う?

「板」は別名「気配値」ともいわれています。ある銘柄にいくらの株価で何株注文が入っているのかがすぐに分かるシステムです。

株式は買いたい時にすぐに買える、売りたい時にすぐに売れるものではありません。買いたいと思うならば、その銘柄を売りたいと思っている人の存在が必要です。売りたい時はその反対になります。

また、価格についても自分の買いたい価格で売り注文が出ているか、売りたい価格で買い注文が出ているかが重要になってきます。板があれば、現在注文が入っている価格と株数が把握できるので、約定しやすい注文を出すことができるのです。

板はどこで見ることができるの?

板がどこで見られるかですが、証券会社で口座を開けば誰でも見ることができるようになっています。最近はネット証券会社で取引をする人が多くなっていますが、ネット証券会社のサイトでも公表されていますので、注文を出したい場合は必ず気を付けて見ておくようにしてください。

ネット証券会社を使わないという人は証券会社の窓口、電話サービスで教えてもらえることもあるようです。ですが、やはり複数の銘柄をチェックしたい、気になった時にすぐに知りたいという場合は、ネット証券会社のサイト利用が一番でしょう。

板をチェックすることで何が分かる?

板を見ると、各銘柄の注文状況が詳細に分かります。ほぼ株価1円刻みごとに買い、もしくは売り注文が何株入っているかが一覧になっています。

この板を見ると、現在の株価、売り・買い・どちらに注文が多く入っているかが一目で分かります。また総注文株数も分かりますので、売買が頻繁に行われているか、人気のある銘柄かどうかまでも把握できるのです。

また、注文株数が多いというところからは、短期売買を繰り返している投資家が多数いることが予想されます。その銘柄はすぐに約定しやすくなるため、買いたい時に買いやすい、損をしても損切りしやすい、ということまで予測が立てられるのです。

板を生かした注文の出し方について

板を読めば効率的に注文を出すことができます。例えば、現在500円の株があったとします。その銘柄の板を見て、一番多い注文が501円の売りに10,000株、499円の株に20,000株だったとしましょう。

この板を見て売り注文を出したいとしたら、20,000株までならば499円で出すとすぐに約定できます。また、買いの場合は501円に注文を入れたら、10,000株まではすぐに約定できるでしょう。また、株価を指定せず注文する「成り行き注文」を出すならば、499円で売り注文、501円で買い注文が成立する可能性が高いことも分かります。

すぐにでも取引を約定させたいならば、板を読むことで他の投資家の注文状況が分かり、状況にあった注文を出すことができるようになります。

市場が開いている間は板をこまめにチェックしよう

市場が開いている間は板をこまめにチェックしよう

当然ですが、市場が開いている間は注文状況が刻一刻と変わっていきます。現在、買い注文が優勢だとしても数分後には正反対になっているかもしれません。株式取引に板を生かしたいと考えているならば、売買が成立するまで板も逐一チェックしておくことをおすすめします。

特にデイトレーダーの人たちは、銘柄についてのニュースはもちろんのこと、板の動きも重視しています。デイトレーダーが参加するような値動きが激しい銘柄を売買する時は必ず板を読むようにしてください。

板の動きだけで株の売買をしてもいい?

板の動きだけを信用して売買をするのは非常に危険です。企業研究や市場全体の動きも見ておくようにしましょう。時に、板はデイトレーダーや仕手筋のマネーゲームに利用されることもあります。一般の投資家はそれに惑わされないようにしてください。

また、中長期投資を考えている人は板の動きに敏感になりすぎる必要はないでしょう。板を見るのは売買の時だけにしておいてもいいかと思われます。

まとめ

板を読むことができると、株式を売買する際にスムーズに約定に繋げることが可能になります。また、他の投資家の動きも分かるため、今後株価が上昇する・下落するという予想も立てやすくなるでしょう。

しかし、板に頼りすぎるのは禁物です。銘柄によっては激しすぎる値動きに戸惑ったり、知らないうちにマネーゲームに取り込まれる恐れもあるためです。株式投資を行う際は、板を読むことと同時に、地道な市場研究・企業業績のチェックも忘れずに行いましょう。

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