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レンジ相場とトレンド相場の見分け方。それぞれの特徴も解説します

レンジ相場とトレンド相場の見分け方

株の知識レベル:★★★☆☆

マーケットの値動きは、大きく分けてレンジ相場とトレンド相場に分けられます。マーケットの動向によって、投資判断やエントリータイミングも異なります。よって、株式投資においては、レンジ相場とトレンド相場を見極める作業が非常に重要と言えるのです。

ここからは、レンジ相場とトレンド相場の見分け方、それぞれで認識すべき基礎知識と投資戦略について確認して行ければと思います。

相場の多くは、トレンド相場に分類される。

まずは、レンジ相場とトレンド相場の基礎知識について確認して行きましょう。レンジ相場とは、言い換えればボックス相場のことです。株価が一定のレンジ内での値動きに収まり、ボックス圏で推移する相場のことを言います。

一方で、トレンド相場とはその名の通り、トレンドを形成する相場のことを言います。トレンドとは、同一方向に株価が動くことです。仮に上昇トレンドだとすると、株価が上値を追い続けるマーケットのことを示唆します。ここまでは、基礎知識として押さえておいて下さい。

多くの相場はトレンド相場に分類されます。レンジ相場に比べると、トレンド相場を形成する割合が多い点も確認しておきましょう。

レンジ相場の代表格は商社株。トレンド相場は中小型株特有の値動き。

商社株はレンジ相場を形成しやすい傾向にあります。ボックス相場の下限で、買い注文を入れれば、株価上昇の恩恵を受けられる可能性が高い業種だと言えるでしょう。

一方で、トレンド相場は、個別で見ると、中小型株特有の値動きと言えます。時価総額が小さい分、需給が軽く、トレンドが一方方向に出やすい傾向があるのです。

よって、ファンダメンタルズを凌駕した値動きを見せることがあります。また、テクニカルで見ても、だましを形成することが多いので、その点には注意が必要です。

レンジ相場はローソク足の出現パターンから見分ける。

上述したように、レンジ相場とは、いわばボックス相場のことです。株価の値動きが、狭いボックス圏で推移することを示唆します。つまり、見方を変えれば、株価がもみ合っている状況を言うのです。

もみ合いとはすなわち、ローソク足で確認すると、陰線と陽線が交互に出現する状況です。よって、レンジ相場は、ローソク足の出現パターンから判断することができるのです。

材料難や、重要イベントの直前はトレンドが出にくい。

マーケットは人の気持ちで動くとも言われます。つまり、投資家心理が疑心暗鬼の状態では、マーケットにトレンドは作られないのです。そもそもの市場参加者が居ない状態ですから、値動きが限定的になるのです。では、どのような局面で市場参加者が限られ、投資家心理が疑心暗鬼になるのでしょうか。

それは、材料難や重要イベントの前です。例えば、FOMC前の輸出関連株を思い出して下さい。FOMCとは、米国の金融政策を決める会議のことです。今後の為替相場を占う重要イベントですから、輸出関連株の値動きは抑えられます。つまり、FOMCの結果を見極めたい訳です。

このように、材料難や重要イベントの前にはトレンドがでにくい、すなわち、レンジ相場を形成する可能性が高いと言えるのです。

トレンド相場は中小型株に多い値動き。

トレンド相場は中小型株に多い値動き。

上述したように、トレンド相場は中小型株に多い値動きを言います。最大の理由は、需給面にあります。時価総額が小さい方が値動きも軽く、トレンドを形成しやすいのです。

時価総額が1兆を超える銘柄では、上昇に要する買い圧力は相当なエネルギーを必要とします。一方で、時価総額が50億円の銘柄であれば、それほど強力な買いエネルギーを必要としません。よって、中小型株の方がトレンド相場を形成しやすいと言えるのです。

トレンド相場は経済政策に創出されるケースもある。

トレンド相場は金融政策や経済政策により創出されるケースもあります。直近の、米国市場が良い例でしょう。トランプ氏が大統領に就任以後、米国のマーケットは上昇の一途を辿っています。つまり、上昇方向に形成されたトレンド相場なのです。では、このトレンドが作られた背景には何があるのでしょうか。

その背景というのは、トランプ大統領が打ち出す経済政策にあります。トランプ氏が掲げる経済政策は、大胆な財政出動と大幅な法人減税です。共に、主力企業の業績改善を後押しするマーケットフレンドリーな経済政策です。これらを背景に、米国の上昇トレンド相場が形成された訳です。

まとめ

レンジ相場とトレンド相場には、見分け方が存在します。それぞれの相場で投資戦略も異なるので、これらを正しく見極められるようになることが重要です。

レンジ相場であれば下値拾い、トレンド相場であれば上昇トレンドに乗ることが鉄則です。最低限、上述した基礎知識は覚えられるようにしておきましょう。両者の特徴を押さえることで、投資の精度も格段に向上します。

札幌で働く元証券マンのファイナンシャルプランナー。専門分野は株や投資信託を用いた中長期での資産形成。
趣味はスポーツ全般で小、中、高と野球部に所属。また、米国への留学経験があり、海外スタートアップ事情にも精通。
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