
自分にあった投資スタイルの見つけ方
少額投資非課税制度(NISA)の導入や確定拠出年金(iDeCo)の対象者拡大など、「貯蓄から投資」の流れを後押しする制度の見直しが続いています。各メディアでも資産形成の一環として投資が推奨されていますが、ライフステージや資産状況によって最適な投資スタイルは千差万別です。
今回は、誰もが一度は迷う最適な投資スタイルの見つけ方のヒントを見てみましょう。
この記事のもくじ
投資スタイル探しの第一歩は雑誌・ウェブサイト
投資雑誌では、注目銘柄・推奨銘柄を挙げている常連の人気コーナーです。コーナーの執筆者の年齢や属性も書かれていれば、その人たちがどのような投資をしているのかにも要注目です。
自分と似たような年齢・職業の人が「長期保有を念頭に投資」や「デイトレードの対象」など、その銘柄への投資スタイルを書いていれば、銘柄分析の参考として期待できます。
個人ブログやSNSにも注目
雑誌等に登場するような人たちは、オンラインでの情報発信にも積極的であることは珍しくありません。特にSNSでは、取引内容まで詳しく報告している人も散見されます。
投資スタイルが定まっていなければ、先人の投資スタイルを研究からはじめるのは良い手段。無理のない範囲でマネをすることで、その人の投資戦略や哲学を知る一端にもなります。
投資に使える時間を見直す
取引時間中は保有銘柄を中心に値動きを監視して、最適なタイミング取引するのが短期投資の理想ですが、ほとんどの人は取引に使える時間は限られているので、投資可能な時間によっても投資スタイルは変わります。
会社勤めなら通勤時間や昼休み、主婦なら家事の合間でもスマートフォンがあれば取引環境は用意できます。短期投資が難しいようなら、取引に手間のかからない中長期投資に切り替えた上で、成長期待が大きい銘柄を探すのも一つの投資スタイルです。
無理は禁物。投資する時間には注意も必要
ほとんどの証券会社はオンライン取引に対応しているので、スマートフォンから手軽に注文することができます。空き時間で取引できるのはオンライン取引の大きな魅力ですが、本業に影響しない範囲で取引するように注意しましょう。
会社勤めの人が投資をするときに気をつけたいのは、株式投資を副業とみなす会社があることです。移動中や昼休みでの取引を考えているならば、副業とみなされないかの確認が欠かせません。
注目銘柄の値動きから投資スタイルを考える
スクリーニングで気になる銘柄を発掘しても、すぐに買い付けるのではなく値動きに注目しましょう。中長期投資のつもりで見つけた銘柄でも、値動きが激しくて短期投資向けだったり、その反対であることは珍しくありません。
時間と資金に余裕があるなら、銘柄の値動きに合わせて、投資スタイルに調整のもいいかもしれません。
不向きな銘柄を避けるには銘柄分析は欠かせない
自身のライフステージや資金状況に全く合致しない銘柄の取引はストレスが溜まるだけではなく、大きな損失の原因にもなります。無理な取引による損失を避けるためにも、事前の銘柄分析は不可欠です。
四季報や投資情報サイトには過去数年分の値動きも掲載されているので、財政面のチェックと併せて値動きの確認もするように心がけてください。
まとめ
自分に合った投資スタイルの見つけ方のアイデアを見てきましたが、どのような方法でも分析と実践を繰りかえして最適な手法を見つけるのが基本です。
自分にマッチした投資スタイルを見つけても、そのスタイルに固執する必要はありません。ライフステージや資産状況、相場環境に合わせて、柔軟に変更する勇気も必要です。
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