
有望株とは?中長期で成長する投資銘柄を探そう
人気株のように短期的に株価が急上昇するのではなく、数年単位で株価が数倍に上昇している銘柄を有望株と言います。
こういった株を一つでも保有していれば、投資成績の大幅な改善が期待できます。今回は、有望株を探すための方法を解説します。
この記事のもくじ
これからの成長期待が大きい「有望株」
有望株とは、成長に伴って株価が上昇する銘柄です。成長によって着実な上昇が期待できるという点で、短期間で急上昇してすぐに下落する人気株とは大きく異なります。
時価総額が大きく値上がりが続きにくい大型株は有望株にはなりにくく、時価総額が小さく値上がり期待が大きい中小型株に多いという特徴があります。
有望株は中長期で成長が見込める業種にいる
有望株になるには中長期での将来性のある事業が必要であり、人工知能(AI)や少子高齢化に関連する業種の中に有望株が潜んでいる可能性は高いといえます。
一方、目立った将来性が見られない業界でも、これまでの常識を覆すようなビジネスモデルの確立を目指す企業は、その戦略が当たれば大きく成長して株価が上昇する期待を持てます。
有望株を見つけるためのヒント
有望株を見つけるポイントはいくつかありますが、成長戦略の内容や投資家への情報開示、情報公開の信頼性などは気になる。それぞれの注目するべき点を見てみましょう。
投資家への情報開示の内容
投資家への情報開示がわかりやすいかどうかは、どんな戦略を掲げているのかという定性的な内容と、その戦略でどれくらいの成長を見込んでいるのかという定量的な内容の両方が理解できるかという視点で判断しましょう。
わかりやすく説明できないような成長戦略であれば、その戦略を実現できる可能性もおのずと低いと考えられます。
戦略が納得のできるものか
公表している成長戦略がわかりやすくても、「1年後の売り上げと利益が10倍になる」というような非現実的な戦略を立てているようではNG。実現できると納得できるものでなければ、その戦略は絵に描いた餅であり、一時的に株価が急上昇するだけで終わるリスクは高くなります。
情報公開の姿勢が信頼できるか
上場企業の中には、業績予想を公開しているところが多くあります。そして、その予想から売り上げや利益が大きく上振れたり下振れたりする可能性がある場合、業績予想の修正を発表します。
業績予想を下方修正することが多い企業は、強気な事業計画を立てるものの実現できないことが多い企業です。そのような企業が発表している成長戦略は、割り引いて考える方がよいでしょう。
複数の有望株候補に分散投資する
リスク分散には、分散投資が効果的と言われています。これは、有望株への投資をするときにも非常に重要なポイントです。
分散投資でリスク分散を心がける
分散投資した銘柄のどれか一つでも株価が数倍になれば、トータルでは一定の利益を期待できます。集中投資の方が利益は大きくなりますが、失敗した時を考えれば分散投資する方が賢明と言えるでしょう。
まとめ
有望株は見つけることが難しく、必ず株価が大きく上昇する保証もありません。しかし、中長期的で成功すれば大きな利益を手にすることができます。
自分の力で成長しそうな企業かどうかを判断し、分散投資でリスクを軽減させることで成功の確率を高めることができます。数年後、数十年後の世界を想像して、その時に世界を支えることが期待できる企業を探してみましょう。
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