初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

外国人投資家の売買動向の見極め方

外国人投資家の売買動向の見極め方

土居 亮規
土居 亮規
記事の難易度:★★★☆☆

日本の株式・為替市場の取引参加者には「外国人投資家」が多く、売買動向によって大きく相場の流れが決定づけられることもあります。

今回は「外国人投資家」の定義と解説、動向の見極め方、運用に役立つポイントを紹介していきます。

日本市場における「外国人投資家」の比率

取引参加者の6割が外国人投資家

日本のマーケット、特に株式市場では「外国人投資家比率」が非常に高く、株価に大きな影響を与えることが広く知られています。

特に、2012年に安倍首相が再登板してからの経済政策「アベノミクス」に期待が寄せられていることから、「6割以上が外国人投資家」という状態になっています。

外国人投資家比率増加による影響と分析

国内投資家と外国人投資家の違いは、何と言っても「マーケット判断スピード」です。

日本人の投資家なら多少不利なニュースやイベントリーが発生しても、「これぐらい大丈夫だろう」とポジションを持ち続ける傾向があります。

これに対して外国人投資家は、「疑わしきは売り」の精神で株式を即座に手放すので、その影響は大きく、一日で数百円単位の値動きの原因となることもあります。

このような点から、外国人投資家の売買動向という影響は大きく、日本の株式市場を考えるときには無視できない存在となっています。

外国人投資家の売買動向調査方法

投資部門別売買状況で売買動向がわかる

外国人投資家の売買状況は、東京証券取引所が発表する「投資部門別売買状況 で知ることができます。これは、外資系証券会社経由で注文が出された内容を週ごとに公開している数値で、だれでも無料で見ることができます。

この数値が大きければ「短期的に株価が膨らんでいる状態」、減少していれば「株式からより安全な資産に向かっている状態(リスクオフ)」になっている状況であるということが分かります。

なお、週ごとのデータでなく日ごとのデータを見るときには、「外資系証券注文動向」や「外資系証券寄り付き前注文動向」を参照することで、外国人投資家のマーケットに対する感触を知ることもできます。

そもそも「外国人投資家」とはなんなのか?

投資部門別売買状況で外国人投資家として表示される数値は「外資系証券会社経由で注文された株数」です。つまり、仮に日本の年金基金などが「外資系証券会社」経由で注文を入れても、「外国人投資家」にカウントされます。

そのため、外国人投資家が多いといっても、詳しく見ると「外国人がマーケットに多い」のではなく、「外資系証券会社の売買が活発なだけである」という状況も想定されるので、注意が必要です。

外国人投資家動向の傾向と活用方法

外国人投資家は巨額の資金を動かす

ではなぜ外国人投資家が多いのかいうと、それは海外の「年金基金」や、「ヘッジファンド」などの巨額資金を動かす「機関投資家」が国内に比べて非常に多いからです。

個人の売買での上限値となる数億円程度の資金では、大規模な機関投資家が動かせる資金量に比べれば砂粒のようなもので、これが近年までの「個人をないがしろにし、大手を優遇する」という証券業界の風潮にもつながっています。

まとまった金額の取引は市場を動かす

ここで注意すべき点は、「外国人投資家は圧倒的に取引する資金量が多い」という点です。

資金量が多い=一度の売買で株価に与える影響が大きいので、外国人投資家がリスクオフなどにより一気に資金を引き揚げると、それにより原因で株価暴落につながるのです。

おわりに

証券市場における外国人投資家とは、「外資系証券会社経由の注文数」が実態であり、その数は東京証券取引所に週ごとに発表されています。

資金規模も大きく、売買スピードも速いため、この数値を定点観測し、活用することで売買に生かすことができます。投資は自己責任ですが、上手く活用できれば大きな収益を得ることができるかもしれません。

総合評価
(0)

証券会社を選んで口座を作ろう!

免責事項

株の教科書.com(以下、当サイト)で提供している文章、画像、動画等のコンテンツ(以下、コンテンツ)は、作成時点で得られた情報を元に作成しております。その内容について作成時および未来において正確性、安全性は保証しておりません。

当サイトは投資に関する知識、技術情報の提供を目的としており、特定の銘柄、投資対象、投資行動、運用手法を奨励するものではありません。お客様ご自身の投資に関わる一切の行動につきましては、ご自身の責任の下でご判断ください。投資、資産運用によって発生した損益はお客様ご自身に帰属するものとし、当サイト掲載の情報に基いて発生した損害について一切の責任を負うものではありません。