
差金決済取引(CFD)をする証券会社の選び方
大手ネット証券を中心に取り扱いが増えている差金決済取引(CFD)ですが、証券会社によって取扱数に違いがあるなど、口座開設する証券会社選びは重要なポイントです。
今回は、CFDの取引口座を開設する証券会社の選び方と、そのポイントを見てみましょう。
この記事のもくじ
取引スタイルから決める
CFDの魅力は、少額でもさまざまな資産に投資できること。投資方針に応じた商品の取り扱いがある口座開設する証券会社を決めることが重要になります。
CFDの扱いの有無や得意とする商品に違いがあるので、投資方針にもっともマッチするCFDの扱いがある証券会社を選ぶのが口座開設の基本です。
投資対象は主力銘柄に絞る
さまざまな商品に投資できるCFDですが、マイナーな原資産を対象とする銘柄や取引量の少ない銘柄の流動性リスクが大きいだけではなく、情報量に乏しく急変などを見逃す危険もあります。
特段のこだわりがないのであれば、取引量の多い国内株式や主要指数を投資対象とする銘柄が無難。一見すると値動きが乏しいこれら銘柄でも、レバレッジをかけることで少資金でも十分な利益を狙うことができます。
信託保全の有無で選ぶ
CFDを含む有価証券への投資では、資産のリスク管理はもちろん、証券会社の倒産に備えたリスク管理も重要です。万が一に備えて投資家の資産と会社の資産を分別して管理・保管する「信託保全」を導入している証券会社を選びましょう。
国内の証券会社は基本的に信託保全を導入しているため、資産の委託先がどれだけ安心できるかがポイントです。
取引ツールの充実度と使いやすさにも注目
ウェブページや専用アプリでの取引の操作性は、証券会社によって異なります。まずはデモ取引などで、どこまでスムーズに取引できるかをチェックしましょう。
また、銘柄分析に欠かせない移動平均線やローソク足などのテクニカル指標を表示するチャート機能も証券会社によって違いがあるので、この点も重要なポイントとなります。
顧客フォローやサポート体制の充実度で選ぶ
株式や債券、投資信託などと比べて、CFDは知名度が劣る投資商品です。CFDを投資対象として考えているのであれば、フォローやサポート体制が充実しているかもポイントです。
参考となるのが、初心者向けセミナーを積極的に開催しているか。まったくの未経験でも参加できるセミナーを積極的に開催していれば、ユーザーフレンドリーな証券会社と言えるでしょう。
手数料が安い証券会社を選ぶ
こうしたポイントを比較したうえで、やはり最後に重視したいのが手数料です。CFDの取引手数料は比較的安価ですが、証券会社によって細かい違いがあることも事実。
ほかの項目で優劣がつけられないときには、基本に立ち返って手数料に注目してみるのもよいでしょう。
まとめ
CFDの取り扱いがある証券会社は徐々に増えつつあり、どの証券会社で口座開設をするかは悩ましいポイントです。口座開設の比較・検討の基準はいくつかありますが、もっとも重要なのは納得できる条件を提供しているかということ。
CFDは証券会社によって取り扱いに大きな違いがあるため、そのような点から納得して取引できる証券会社を選ぶようにしましょう。
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