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差金決済取引(CFD)をする証券会社の選び方

差金決済取引(CFD)をする証券会社の選び方

徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★★☆☆

差金決済取引(CFD)をするときには、証券会社の口座開設が必須です。最初のハードルは、口座開設をする証券会社を決めること。最近ではCFDを取り扱う証券会社も増加傾向にあり、証券会社を決めるのも一苦労です。

今回は、CFDの取引口座を開設するときの証券会社の選び方と、そのポイントを見てみましょう。

取引スタイルから決める

CFDの魅力は、少額でもさまざまな資産に投資できること。シンプルに人気商品に投資する人からマイナーな商品に投資したい人まで、個人の投資方針に応じて口座開設する証券会社を決めることがもっとも確実です。

証券会社によりCFDの扱いや得意とする商品に違いがあるので、投資方針にもっともマッチする証券会社を選ぶのが基本となります。

投資対象は主力銘柄に絞る

さまざまな商品に投資できるCFDですが、マイナーな銘柄や取引量の少ない銘柄への投資では流動性リスクは無視できません。流動性リスクの大きい銘柄は、取引量の多い国内株式や主要指数に比べると、圧倒的に情報量が少ないこともリスクです。

特段のこだわりがないのであれば、取引量の多い国内株式や主要指数を投資対象とするほうが無難です。仮にこれらの対象に投資をしたとしても、レバレッジをかけた取引により、少額の資金でも十分な利益を狙うことができます。

信託保全の有無で選ぶ

CFDを含む有価証券への投資では、投資対象となる資産のリスク管理はもちろん、証券会社の倒産に備えたリスク管理も重要です。万が一に備えて投資家の資産と会社の資産を分別して管理・保管する「信託保全」を導入している証券会社を選びましょう。

しかし、国内の証券会社はほとんど信託保全を導入しているため、資産の委託先がどれだけ安心できるかがポイントです。

取引ツールの充実度と使いやすさにも注目

証券会社によってウェブページや専用アプリでの取引の操作性は異なるので、まずはデモ取引などで、どれだけ違和感のない取引ができるかを事前にチェックしましょう。

また、分析に欠かせない情報発信やチャート、テクニカル指標の対応も証券会社によって異なるので、この点も重要なポイントとなります。

顧客フォローやサポート体制の充実度で選ぶ

株式や債券、投資信託などのよく知られた投資商品と比べると、CFDはあまりなじみのない投資商品です。CFDを投資対象として考えているのであれば、フォローやサポート体制が充実しているかもポイントです。

選ぶときに参考となるのが、セミナーを開催しているかどうか。まったくのゼロからでも参加できるセミナーを積極的に開催しているかは、大きなポイントと言えるでしょう。

手数料が安い証券会社を選ぶ

これらのさまざまなポイントを比較したうえで、やはり最後に重視したいのが手数料です。CFDの取引手数料は比較的安価ですが、証券会社によって細かい違いがあることも事実。

ほかの項目で優劣がつけられないときには、基本に立ち返って手数料に注目してみるのもよいでしょう。

まとめ

CFDの取り扱いがある証券会社は徐々に増えつつあり、どの証券会社で口座開設をするかは悩ましいポイントです。口座開設の比較・検討の基準はいくつかありますが、もっとも重要なのは納得できる条件を提供しているかということ。

CFDは証券会社によって取り扱いに大きな違いがあるため、そのような点から納得して取引できる証券会社を選ぶようにしましょう。

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