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どのくらいならOK?貯金を株式投資にまわすときに考えるポイント

どのくらいならOK?貯金を株式投資にまわすときに考えるポイント

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株の教科書.com編集部
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記事の難易度:★☆☆☆☆

株式投資をはじめようと考えたときのハードルはいくつかありますが、貯金を含む手元資金からどれだけ投資するかは特に悩ましいポイント。手元資金に対して投資にまわす割合に正解はありませんが、それだけに深堀りしたいポイントといえます。

今回は、手元資金からどれだけ投資にまわしても良いか考えてみましょう。

投資資金を決めるポイントは「貯金」と「年齢」

貯金残高が30万円と300万円では、投資で損失が発生したときに耐えられる金額は大きく違います。貯金が少ない時点でまとまった金額を投資に充てると、急な出費や損失が発生したときに耐えることができません。

資金に余裕を持って投資をはじめれば、値下がり局面ではナンピンをはじめとするさまざまな選択肢をとれるので、投資成績の改善が期待できます。

年齢に応じて投資資金の割合は変化する

加齢に合わせてどのように投資資金を追加。運用するかも、安定した運用のポイントとなります。

若年層は収入と資産形成の時間が十分にあるため、必要最低限の資金を残して余った部分を投資に充てることができます。反対に高齢層はそれまでに積み上げた資産を取り崩す段階に入るため、取り崩しすぎないことが重要です。

投資をはじめる前の資産作りは「貯金」

証券会社の激しい競争により、例えば投資信託を活用すれば100円単位での投資ができますが、貯金が少なければ無理に投資をはじめるのではなく、貯金を優先しましょう。

ケガや病気、冠婚葬祭など、急にお金が必要になるときに備えて、最低でも3カ月分の生活費を目安に貯金でキープすることを心がけましょう。

株式投資に充てるのは使うあてのない資金

投資はすぐに使う予定のない余裕資金でするのが大原則。ある程度貯金があり、直近でまとまった支出がなければ、投資資金の割合を多めにしても良いでしょう。

投資にまわす金額が多ければ多いほどさまざまな資産に投資できるので、値下がり局面での損失を分散する分散投資を実現しやすくなります。ただし、投資した資金に応じてリスクも大きくなるので、過剰な投資は禁物です。

年齢別で考える投資にまわす資金の割合

投資をしていて一時的に損をすることがあっても、若い世代は長期にわたって投資を続ける時間的余裕があります。一定程度の貯金をキープできて、直近で大きな支出がなければ、20代~30代なら貯金の5割から7割程度は投資にまわしてもよいでしょう。

投資を続けていれば、いずれ資産を増やす機会に恵まれることもあるでしょう。ただし、投資対象によっては価値が下がったままになることもあるため、投資対象の見極めは大切です。

40代以上は投資にまわす割合を低くしたほうが良い

40代から50代、60代にかけて、徐々に資産を積み上げる段階から使うことを重視する檀家定年退職やその後の年金生活が視野に入ります。40代を過ぎてから投資をはじめるなら、投資資金は低めに抑えるべきでしょう。

年齢にかかわらず積極的に投資をしている人もいますが、すでに経験があることがほとんど。投資初心者のうちは資産を大きく減らさないためにも、慎重な投資を心がけてください。

投資をするときは時間と対象を分散させる

株式や投資信託は、安いときに買って高いときに売れば利益を得られますが、その価格変動を予測することは困難です。投資で安定した利益を出すためには、「時間」と「対象」を分散させる分散投資することが肝心です。

「時間」を分散させるとは、一度に多額の投資をするのではなく一定額を積み立てていくということ。毎月一定額を積み立てる積立投資なら、価格が安いときはより多く、価格が高いときは少なく買うため、価格変動の影響を抑えることができるのです。

「対象」の分散でリスクも分散

積立投資による時間の分散に対して、「対象」を分散させるとは、値動きの異なる複数の資産に投資するということです。複数の資産に分散して投資する分散投資なら、ある資産が値下がりしても別の資産が値上がりすることで、損失のカバーが期待できます。資産の組み合わせ株式と債券、日本の株式と外国の株式といったものが代表的です。

分散投資は長期的な投資になるので、大きな利益を獲得するには時間がかかります。できるだけ若いうちから投資を開始することが大切です。リスクを抑えて長期に投資していくことが失敗しないためのコツと言えるでしょう。

まとめ

貯金からどれくらいの割合を投資にまわすかは、貯金残高と年齢から考えるようにしましょう。若い世代は運用できる期間が長いため、貯金から高い割合で投資にまわすことができます。しかし、少なくとも3カ月分の生活費は貯金でキープするよう心がけておきましょう。

また、リスクを抑えた投資には、時間と対象の分散が効果的です。できるだけ早く分散投資をはじめることで、運用期間を可能な限り長くとれるようにしましょう。

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