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株価暴落は避けられる?大幅下落の前兆を予測する方法

株価暴落は避けられる?大幅下落の前兆を予測する方法

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たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★★★☆☆

株式投資をしていると怖いのが、市況悪化による「株価暴落」です。保有銘柄の暴落を避けたいのはもちろん、新規銘柄に投資するかも悩ましいタイミングです。では、株価暴落はどうすれば予測・回避できるのでしょうか?

今回は、株価暴落の前兆を可能な限り予測して、できるだけ回避する方法を考えてみましょう。

株価暴落は具体的にどんな現象?

株価暴落とは、株価が一気に下落することであり、1929年の世界大恐慌や1987年のブラックマンデー、2008年のリーマン・ショックなどが代表例です。

史上最大と言われる株価暴落が起こったブラックマンデーでは、ダウ平均株価が1日で22.6%も下落しました。この暴落は世界の株式市場に波及して、日本でも日経平均株価が3,836円安(14.9%)という暴落を記録しています。

下落と暴落の違いはどこにある?

普段の株式市場でも株価が大きく下落することがあります。こうした下落は、不祥事の発覚や業績不振といった個別の要因や、為替レートの急変動や政策の転換のように下落の原因がはっきりしていることがほとんどです。

これに対して株価暴落は、全ての業界・銘柄の株価がほぼ一斉に下落するものの、その原因はのちのちまで判然としない特徴があります。

株価暴落には前兆がある?

株価暴落の原因はいくつかの要因が絡みあっていることがほとんどですが、前兆として投資未経験者が投資に参加することや特定の業種やテーマの過熱、大災害や戦争・騒乱があげられます。

予測不可能な災害や動乱は別にしても、過剰な投資意欲と利益への期待感が株価暴落の引き金となることは珍しくありません。つまり、株価暴落はある程度予測できるようになりつつあるのです。

株価暴落の予測手法も開発されている

株価の値動きを予測するメジャーな指数として、恐怖指数(VIX指数)があります。VIX指数はアメリカの主要な株価指数であるS&P 500のオプション取引を数値で表したもので、暴落不安に応じて指数が変動します。

日本の株式市場では、S&P 500に代わって日経平均のオプション取引から算出する日経ボラティリティ-・インデックス(日経VI)という指数が使われます。

暴落の前兆が見えたらどう対処する?

株価暴落中は売りが殺到するので、売買が成立しないリスクは普段よりも大きくなります。VIX指数や日経VIに暴落の前兆が見えたら、利益確定には早めに着手する必要があります。

株価暴落は永遠に続くものではありません。株価が底打ちしたタイミングを狙って投資できるよう、保有銘柄の一部を事前に売却して資金を用意することを検討しましょう。

暴落時にはむやみに買い向かわないのも選択肢

暴落の水準がわからないのに買い向かうと、さらなる下落に巻き込まれて大きな含み損を抱えるリスクにもつながります。

暴落の前兆やとば口など、底打ちの確信が持てないタイミングでは、保有銘柄の買い増しや新規銘柄への投資には慎重になるべきです。

まとめ

株価暴落の最中は保有銘柄も大きく値下がりするので、不安も大きくなりやすい時期ですが、余裕資金があれば絶好の買い場でもあります。

過剰なリスクを取りすぎず、自分の余裕資金の範囲内で保有銘柄の買い増しや新規銘柄の買い付けを検討してみてはいかがでしょうか。

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