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投資初心者におすすめの高配当で割安な銘柄とは?

投資初心者におすすめの高配当で割安な銘柄とは?

徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★☆☆☆

投資によって得られる利益は配当収入(インカム・ゲイン)と値上がり益(キャピタルゲイン)に分けられます。投資ではどちらかに力点を置く必要がありますが、キャピタルゲインを狙う投資は簡単ではありません。

安定した利益を狙うのであれば、インカム・ゲインに重きを置いた株式取引が基本となります。今回は、投資初心者でも安定した利益が期待できる高配当銘柄と割安銘柄の魅力を見てみましょう。

高配当銘柄は配当で値下がりの損失をカバー

投資初心者に高配当銘柄に投資すべき理由はいくつかありますが、高配当銘柄は株価下落時の損失を配当金でカバーが期待できるからです。直近を値動きを振りかえると、最近は主要な株式指数の値動きをアウトパフォームしている傾向にあります。

株価が比較的安定していて、配当で安定したキャッシュを確保できることから、投資初心者は高配当銘柄への投資も選択肢に含めるべきと言えます。

割安銘柄への投資も損失をコントロールしやすい

割安銘柄への投資も、比較的リスクの少ない投資です。割安株はその特性上、あまり売買されずに安値圏で放置されていることが珍しくないため、株価の下押しリスクが少ないのです。

割安であることは、現時点ではそれほど買われていないことを意味しますから、大きな値動きがないことが想定されます。しかし、安値圏で放置されている以上、ポジティブな材料が発表されれば急上昇が期待できます。割安株投資は下値リスクを抑えながら大きな値上がり益が期待できる、初心者向けの投資手法です。

高配当投資では海外市場にも目を向ける

高配当投資では、海外市場にも目を向けましょう。例えば、オーストラリア市場に上場している主力銀行や通信株の配当利回りは、5%を超えるケースも決して少なくありません。それは米国市場も同様です。自動車業界の雄であるフォード・モーターや大手通信会社のAT&Tの配当利回りを見ると、近年は5%超える水準で推移しています。

積極的に海外市場に目を向けることで、より高配当の銘柄を買い付けることができるのです。

米国市場上場の国際優良銘柄に投資する

米国に目を向けると、世界最大の新興市場であるNASDAQ(ナスダック)にはGAFAに代表される大手IT企業4社をはじめとする有力IT企業がひしめき、ニューヨーク証券取引所(NYSE)には、ダウ平均に代表される世界規模のメーカーやブランドが多数上場しています。これらの銘柄は、日常生活でなじみのある企業であることがほとんど。

国内の高配当銘柄でも、なじみのない銘柄であれば買うことをちゅうちょするでしょう。そんなときには米国市場の国際優良銘柄を仕込むべきです。業績や株価の安定性を考えても米国上場の優良株に投資しない理由はないでしょう。

不動産投資信託(REIT)にも着目しよう

国内資産への投資で安定した配当収入を確保するには、不動産投資信託(REIT)への投資は不可欠です。高配当銘柄への投資の一環として考えるなら、REITもおすすめの高配当銘柄の一つと言えます。

REITには不動産特有の値動きの荒さはあるものの、相場環境によって3%から5%程度の利回りを期待できます。また、大規模金融緩和の一環で日銀自身がREITの買い手になっていることから、現時点では大幅な値崩れは想定しにくいのもメリットといえます。

REIT市場はいまだに割安水準

割安かつ高配当なREITですが、今が買いかもしれません。REITのバリュエーションを計る指数である純資産倍率(NAV)は、過去の水準から見ても割安水準。REITが割安に放置されているときは、海外勢が買い上がってくるケースも珍しくありません。

つまり、2018年の今こそREITは高配当かつ割安に放置されている絶好のタイミング。安定したインカムだけではなく、まとまったキャピタルも狙える可能性があるのです。

まとめ

高配当かつ割安な銘柄は、見つけ出すのが困難であり、高配当銘柄と割安銘柄は切り離して考える必要があります。

両方を満たす銘柄をあげるならば、REITは無視できない選択肢と言えます。安定した配当収入を期待するのであれば、REITへの投資も考えることが賢明です。

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