
誰でもなれる?専業投資家に必要な資金や資質とは
会社員や自営業、主婦など、株式投資をしている人の職業はさまざま。中には、投資そのものを仕事にする「専業投資家(専業トレーダー)」という人がいます。
この専業トレーダーは、どのような取引をしているのでしょうか。今回は、専業投資家について見てみましょう。
この記事のもくじ
専業投資家とはどんな人?
専業投資家とは、他に仕事せずに投資の収益で生計を立てている人の総称です。
投資だけで生計を立てているといわれてもイメージしにくいものの、投資雑誌の特集や投資家本人のブログなどでその一部をうかがい知ることができます。
専業投資家のライフスタイルはどんなもの?
売買はもちろん銘柄分析や収支確認にも時間が必要になるので専業投資家ごとに投資スタイルは大きく違います。市場の取引時間を目安とする比較的規則正しい生活を送っている人が多いようです。
大まかな流れとして、朝一で株価に影響しそうな材料が出ていないかをチェックして、市場が開いたら株価を見ながら必要に応じて売買、夕方にその日の収支を確認する生活スタイルが多いようです。
専業投資家になる心構えとは?
専業投資家を目指すならば、日常生活の維持に必要な資金がどの程度かを把握しておきましょう。中でも重要なのが、税金と社会保障費です。この2つは会社員であれば給与から天引きされているので意識する機会が少ないものの、専業投資家は投資で得た収益の中から支払う必要があります。
利益が出ない状態が続くと、生活が立ち行かなくなるリスクがあります。最低限の生活を成立させるためにも、投資以外の収入源を用意して、リスクヘッジの手段については考えておきましょう。
専業投資家になるのに必要な資金は?
投資スタイルなどで変わりますが、専業投資家としての必要資金は大まかに求めることができます。値上がり益などのキャピタルゲインをメインの投資なら数千万円程度、配当などのインカムゲインを重視する投資なら数億円程度の投資資金が必要になります。
これとは別に、生活資金として一定額を確保しておく必要があります。生活資金として必要な金額はライフスタイルによって違いますが、目安として数か月から半年程度の生活費を用意しておくとよいとされています。
専業投資家に向いているのはこんな人
投資資金が十分にあるかとは別に、性格的に向き・不向きがあることにも注意が必要です。専業投資家に向いている人として、自己管理ができる人や目先の結果に一喜一憂しない人、切り替えが早い人があげられます。
また、取引で損失を出したときには、その過程や結果を振りかえって何が悪かったのかや今後どうするかを振りかえり、次回以降の投資に生かすことが欠かせません。
辞め時を決めてから挑戦しよう
専業投資家になったとしても、市況が変わって自分の投資方法が通用しなくなれば止め時です。投資の損失が生活を圧迫するようになれば、焦ってリスクを取りすぎた取引に手を出して、取り返しのつかない失敗する可能性も出てきます。
一度退場しても、資金の余裕や市況を踏まえて再度チャレンジしてみれば良いと捉えて、いさぎよく一時撤退する勇気も必要です。
まとめ
専業投資家という職業はとても魅力的ですが、専業投資家ならではのハードルが存在することもまた確かです。
専業投資家を目指すのであれば、専業投資家のリスクを把握した上で目指すようにしましょう。
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