
初心者から玄人まで!覚えておきたい株式投資でやってはいけないこと
株式投資をはじめたはよいものの、なかなか結果が出ない。そんな方も多いのではないでしょうか。投資で損失を出し続ける人には共通点があり、損失の原因は意外と些細なことがほとんどです。
今回は、初心者から玄人まで、投資で気を付けたいポイントを見てみましょう。
この記事のもくじ
手持ち資金を超えた投資はしない
一発逆転を狙ってカードローンやキャッシングで借り入れをしてまで投資に走る人がいますが、これは決して得策とは言えません。当たり前ですが、自身の資産額を超えた投資は絶対NG。元手を多くして取引をはじめれば、大きなリターンが期待できますが、あくまで期待の話。
マーケットが下落トレンドに入ると、下落分と借り入れという2つの損失を背負うことで損失も2倍になり、借金を背負う原因にもなるのです。
投資は無理のない範囲でする
投資の鉄則は無理をせずに続けることに尽きます。生活資金まで株式投資に回すようなリスクをとりすぎた投資はせず、余裕資金の範囲内にとどめることが肝心です。投資をするときには、自身の精神衛生を保てる範囲の資金ですることを心がけましょう。
事業を理解できない企業には投資しない
投資のリスクを避けるためには、自身が理解できない事業を展開している企業を投資対象としないことも重要です。
アメリカを代表する企業である飲料メーカーのコカ・コーラやスーパーリージョナルバンク(大規模銀行)のウェルス・ファーゴ、パソコンメーカーのIBM。これらの企業は誰にも理解できる事業を提供している企業群であり、国際優良銘柄として魅力的な投資対象です。
有能なトップがいない企業には投資しない
企業業績は経営者の手腕に左右される部分も大きく、経営者の代替わりが企業の斜陽のきっかけとなることも珍しくありません。企業を大きく飛躍させた有能なトップが去ったことを理由にその企業から投資を引き上げるのも、投資判断として説得力のある判断と言えます。
中長期で腰を据えた投資を目指す
短期間で利益を狙うときには、まとまった手元資金や市場と銘柄に対する理解が不可欠。個人投資家が短期利食いを目指すのはあまり賢いとは言えません。
年金や退職金のようなまとまった資金を投資しての資産形成を考えるなら、時間をかけて今後の成長が期待できる銘柄を探したうえで、中長期的な目線に立ってじっくりと投資することを心がけましょう。
短期取引は仕手筋の餌食になるリスク
東証一部から二部降格の憂き目をみたシャープや東芝の株価を振りかえると、大型株が仕手株化したタイミングでは、必ずと言っていいほど短期筋の資金が流入してきます。この手の資金が大きく流入したときに勝ちきるのは、プロのファンドマネージャーでも至難の業。
仕手株になると時価総額に関わらず個別材料よりも短期筋の資金フローが重要な材料となるため、真っ当な分析が通用しないケースがほとんど。仕手筋・短期筋主体のマーケットで勝負することは、リスクばかりが大きくリターンは限りなく小さいと心得て避けるようにしましょう。
ロスカットは早めの損切りが鉄則
株式投資の下落局面で含み損を抱えたときの対応は非常に重要です。値下がり局面で特に重視したいのが、損失を抱えたロスカットです。
取引前にあらかじめロスカットをする価格を決めて、その価格を下回ったら、躊躇なく損切りをする損切りルールを定めることで、損失を最小限に抑えることが欠かせません。
塩漬けするなら損切りを徹底する
「三割高下に向かえ」や「売れば二上がり、買いや三下がり、切ってしまえば本調子」など、株価の動きをあらわす相場格言は数知れません。相場は生ものというように、ある人気銘柄も旬が過ぎれば資金流入が止まり、投資資金は死に金となってしまいます。
塩漬けにして資金を拘束するよりも、損切りして次の取引に振り向けることで、より早く回復に向かうことができます。
まとめ
投資の落とし穴はいくつかありますが、詳しく見ると投資以外の部分に起因することがほとんど。ここまで見てきた原因と対策は、平常心を持って取引に臨むためのポイントです。客観的に見れば危険と理解できても、利害が絡むと自制心が働かなくなるケースもあります。
投資成績はメンタルが物を言うケースがほとんどであり、相場観よりも先に心理学を学んでも良いくらいです。落ちついた気分で投資にのぞむことで、正しい投資判断をできるようにしましょう。
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