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マレーシア株の特徴と購入前に気をつけたいポイント

マレーシア株の特徴と購入前に気をつけたいポイント

株の知識レベル:★★★☆☆

近年、マレーシアについては日本から移住するシニア層の増加、という話題がよく出てきます。都会的なクアラルンプール、ペナンやランカウイといった観光地や、多民族国家といったさまざまなイメージがあります。このマレーシアの金融事情、そして株式はどのような特徴があるのでしょうか?詳しく見ていきます。

マレーシアの経済はどうなっている?

マレーシアは東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の中でも、経済が発展している国です。それは、国内総生産(GDP)ランキングを見ても明らかです。1人当たりの名目GDPランキングでは、シンガポール、ブルネイに次いで第3位、経済成長率も4~5%代で推移しており、多少の上下はありますが安定的に成長していると言っていいでしょう。なお、マレーシアからの輸出品目の第1位は「電気・電子製品」です。観光だけではなく技術的にも発展しているということがお分かりいただけるかと思います。

マレーシア株式市場の特徴について

マレーシアの株式ですが、「マレーシア証券取引所」で売買されています。上場しているのは900社程度で、アセアン諸国の中で一番多く、メインマーケットと新興市場の「ACE市場」に分かれており、メインマーケットに800社、ACE市場に100社ほどがあります。上場株式はサービス業・製造業・インフラ関連等多岐にわたり、他のアセアン諸国の上場株式がインフラ関連に偏り気味なのとは一線を画しています。上場株式の構成から、現時点でマレーシアが他の新興国よりも経済発展に力を入れ、それが実現していることがお分かりいただけるかと思われます。

今は投資のチャンス?投資できる株を探してみよう

今は投資のチャンス?投資できる株を探してみよう

マレーシア株にお勧めの銘柄はあるのかを確認してみます。先ほども述べた通り、マレーシア企業の分野は幅広く、上場企業も数多くなっています。経済も発展しているため、「今後期待のこの分野に投資すべき、それ以外は期待薄」といった偏りがないことも長所です。自分の好きな分野や企業を探して投資する楽しみがある国であると言えるでしょう。とはいえ、その中でもお勧め分野はあります。

例えば、観光関連です。マレーシアへの外国人訪問数ランキングは世界14位、日本の16位よりも上位に位置しています。巨大リゾート企業も上場していますので、興味のある銘柄を探してみてください。

また、マレーシアはインフラ網が整備され、外資系企業が多く参入しています。マレーシアの企業が全く分からず、どこに投資すべきか見当もつかないという場合は、外資系企業の現地法人の株に注目してもよいでしょう。

株を購入するならば、証券会社はどう選ぶ?

日本国内の証券会社でマレーシア株の取り扱いをしているところは非常に少なく、どの証券会社でも扱っているわけではありません。インターネット等で情報を収集して口座開設するところを選びましょう。
さらに取扱銘柄も限られていて、日本の証券会社ではメインマーケット株の取り扱いが主で、新興企業市場の株は扱っていません。また上場企業900社ほどのうち、数十社の株しか売買ができません。これらのことに留意して取引を始めてください。

株式取引の情報を得る方法について

株式取引の情報を得る方法について

マレーシア株の情報を得る手段にはどのようなものがあるでしょうか?まず、新聞や雑誌ではなかなか個別銘柄の情報は得にくいと考えておいた方がいいでしょう。個別銘柄に関しては、証券会社が提供する情報が頼りになるかと思います。マレーシア全体の経済・景気に関しては、新聞や雑誌・インターネットで得ることができます。特に、日本からも移住希望者が多い国ですので、経済関連のニュースは手に入れやすくなっています。株取引とは直接関係はありませんが、このような情報を活用してみるのもお勧めです。

リスクについても把握しておこう

成長期待からマレーシアは投資をお勧めしたい国ですが、リスクについてもしっかり把握しておきましょう。考えられるリスクとして、政治リスクがあります。マレーシアは多民族国家であり、民族間の経済格差もあります。不遇な状態にある民族の不満が募れば、問題が起こる可能性も否定できません。

そして、他の外国株と同様ですが、為替リスクもあります。株式が購入時より大幅な円高になったとしたら、株価がさほど変わらなくとも損をする可能性もありますので、気を付けてください。

まとめ

マレーシアは東南アジアでも発展しており、投資リスクも比較的低い国です。今から投資をするのは、チャンスでもある反面、具体的に銘柄を探すのが難しい、通貨が違うために為替リスクがある、等の弱点もあります。自分で情報収集するのと併せて、証券会社が提供する銘柄情報を十分に生かして投資をするようにしてください。

証券会社で営業・窓口職を4年ほど経験。
営業経験談・苦労話・面白話なども沢山持っています。4歳と1歳の子育て中です!
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