
お金がなくてもはじめられる!ミニ株投資をはじめてみよう
株価が好調というニュースに触れる機会が増えると、なんとなく投資をはじめなければいけない気がしますが、株式投資をはじめるにはまとまった資金が必要であり、未経験の人には敷居が高いのも事実です。そこで活用したいのが、少額でも投資をはじめられるミニ株です。
今回は、ミニ株の仕組みとはじめかた、ミニ株投資をすることのメリット・デメリットを見てみましょう。
この記事のもくじ
日本の株式投資は「単元株」での取引が基本
取引自由の原則からは1株から売買できるのが望ましいですが、発行済み株式数が多い企業には小口株主の管理は負担が多い作業になります。
そのため、株主総会での議決権行使や株式売買を円滑にすることを目的に会社法に基づく単元を設定していて、単元未満の株式(単元未満株)の取引は原則としてできないと定められています。
単元未満株の取引ができる「ミニ株」
単元株取引を前提とすると、1株3,000円で取引されている銘柄に投資するなら手数料を除いても30万円が必要です。こうした場面で役立つのが、単元未満でも投資できる仕組みとして用意された「ミニ株」です。
ミニ株なら単元の10分の1から投資できるので、上記の例でいえば3万円程度から投資が可能になるわけです。
ミニ株で「株主の権利」はどこまで受けられる?
株主となることで受けられる株主の権利には、配当を受ける権利と株主総会で議決権を行使する権利があります。
ミニ株での投資は配当を受ける権利はありますが、株主総会で議決権を行使する権利はありません。
ミニ株投資に有利な制度はあるのか?
ミニ株も単元株と同様に、取引で発生した利益や配当は課税対象となります。投資資金が限られる以上、投資する銘柄や節税は真剣に考える必要があります。
節税に活用したい制度の中でも、もっとも手軽に使えるのが少額投資非課税制度(NISA)です。年間120万円の非課税投資枠が設定されるこの制度を活用すれば、ミニ株投資でも大きな節税効果が期待できます。
ミニ株の魅力と欠点
ミニ株の最大の魅力は、少ない資金でも個別株投資をはじめられる点です。これから本格的な投資をはじめる人にとって、ミニ株を通じて個別株投資の基礎や取引の流れ、政治・経済が株式市場に与える影響を実体験することで、単元株取引への備えとすることができます。
ミニ株のデメリット
このように魅力の多いミニ株ですが、ミニ株の取り扱いがある証券会社が限られるというデメリットがあります。ミニ株をはじめることを考えているなら取り扱いがある証券会社を選ぶ必要があります。
また、通常の取引とは異なる取引の制限もあり、単元株取引と比べて不利になる場面も多いため、口座開設をする証券会社は慎重に選びましょう。
まとめ
取引に一定の制限こそあるものの、手軽にはじめられるミニ株は本格的な個別株投資を実践するツールとして、十分に価値があると考えられます。
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